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【こぶ平レポート】全日本選手権決勝戦|女子ラクロスの進化の衝突

クラブ女子は3年連続で学生に奪われている日本一の称号を取り戻すべく、挑戦者の気持ちで学生に対して挑めるか?
攻撃面を見ると、流動的な動きから、得点できる人が得点するというコンセプトで行けば、慶應義塾の方が進んでいそうです。先日(注;大学選手権決勝)見せたショット力もFUSIONに劣る事はなく、決断力という点では優っているとも思われます。しかし、ナチュラルシューターを多数そろえるFUSIONも又得点力は高く、クラブ選手権準決勝のような気持ちで行けるならかなりの得点力になります。その攻撃力というか、攻撃パターンの違いを見て下さい。
守備面を見ると、個々の速さで行くと慶應が優る部分はあると思いますが、組織としての守備にはFUSIONの方が1日の長があると見ています。この中盤の制し合いがこの試合の大きなポイントになると思います。そこの支配率を見て下さい。

これは少し見方が変わります。

流動的な動きから、得点できる人が得点するというコンセプトで行けば、NeOが優ります。
慶應義塾の優位点はその運動走力と、戦術の適応力、ゴール前でのショットへの決断力を含めた突破力だと思います。

【慶應義塾大学スターティングメンバー予想】
ゴーリー#49横田/渋谷幕張 DF:#70飯豊、#3大木 MF:#66石川/品川女子学院、#11竹村/桐蔭学園、#96白子、#73伊藤、#42力丸/慶應湘南藤沢、#97小久保/慶應NY、AT:#99出原、#32友岡、#33西村 (出身校無は慶應女子出身、太字Teen’s経験者)

【NeOスターティングメンバー予想】
ゴーリー#31井上/日本女子 DF:#3横田/日本女子,#21柴原/日本女子 MF:#2廣野/学習院,#12高野/横浜国立,#17剱持/明治,#27水野/筑波,#28廣瀬/上智,#41稗田/明治 AT#6多賀/明治,#7小西/学習院,#11小川/慶應義塾


スターター予想ですが、慶應のDF大木選手以外はまず変わらないでしょうね。
お互いここでベストのメンバーでベストのパフォーマンスを見せようとしてくれると思います。

そして、慶應義塾の準決勝同様、中盤の制し合いから始まる事でしょう。お互いメンバーとしては初の全日本決勝の緊張もあるかとは思います。(もしかしたら、今風に言えば楽しむのでしょうか?)しかし、この場だけは技術論ではなく、そのマインドセットがとても大事になるのでしょう。即ち、どちらの挑戦者魂が強いのか?

試合に臨む精神的な物、あるいは備え(想定)が、この試合の肝だと思います。

お互いの準備の発露を見届けるしかないでしょう。一つのミスが局面を変える事もあれば、意思の強さでそのミスも取り返せる場面もあるでしょう。言える事はどちらが最後までチャレンジを続けられるか?一つの方法がだめなら、別の方法を、それが再び防がれたら、又別に。
上手く進んだプランも破たんした時に別のプランの用意があれば、明確なプランで次の対応ができます。そういう引き出しの多さがどちらにも備わっているという事を、困難に突き当たった時の転換力を見届ける事になると思います。

ー試合の中での局所的な見所は?次のページー

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