【こぶ平レポート】全日本選手権男子10年の歩み〜何が変わったのか?〜
<FALCONSの過去5年間戦績>
2012年 対 京都大学 14:4 。 対 慶應義塾 14:9
2013年 対 神戸大学 14:4 。 対 早稲田大学 14:6
2014年 対 関西学院 15:6 。 対 慶應義塾 24:8
2015年 対 大阪大学 18:10。 対 日本体育 12:6
2016年 対 神戸大学 17:1 。 対 慶應義塾 12:5
2017年 対 大阪大学 15:7 。 対 Stealers ?
FALCONSを一番追い詰めたのは2010年までのVALENTIAであり、それ以降は意外な事のように見えますが、京都大学だけが一番FALCONSを追い詰めた存在だったのです。
2008年 7対9 対FALCONS 4Q 5対0で逆転
2010年 7対9 対VALENTIA VALENTIA 対 FALCONS 9対10
2011年 7対8 対FALCONS 3Qまで6対5 4Q最後イリーガルクロスで勝ちをスルリと逃す
京都大学は来年関西リーグ1部に帰ってきます。
そんな歴史を勝ち抜いてきたFALCONSの強さは、世界を目指す志を持ち体現する成熟したプレーヤーが新たに加わったメンバーを啓発し高みに押し上げ続けている事でしょう。自らが情報を集め発信をし、時にはUS遠征をし、最新のラクロスを求め続けている事がFALCONSの強さの真意だと思います。
10年前の決勝を戦った選手が6名いて、若い選手をリードし13の大学から集まったチームが、2009年に同様な気持ちを持って、U-22世代で押し上げてきたStealersと戦う事になった訳です。
Stealersは、#14 池川選手を中心にしたチームであることは有名です。Stealersも又いや、それ以上にラクロスを楽しむ、又追及するという点、オタクっぽさからいくとStealersが一番なのかもしれませんね。
ハワイにも行きながら、全国へも啓発にも行きます。しかし、それだけでは実力者を集めても準決勝をも突破できませんでした。どこかでラクロスを楽しむ向きもあったのかもしれません。ただ、今年はそれが明らかに戦う集団に変わってきました。
学生との練習試合でも、「それは厳しすぎるよ」的なチェックをかけて徹底的に戦っていました。その辺のスタイルはFALCONSと共通するものになってきた今年、ついに決勝へ駒を進めたのは当然とも言えるでしょう。
FALCONSが初優勝から10年間追い続けてきた世界ラクロスと、苦節9年同じ世界を目指すラクロスの志で決勝の舞台に立ったStealersのラクロスが、雌雄をかけて激突するのが17日の決勝です。
2018年7月の男子ラクロスワールド杯にはこの2チームから参加する選手がほとんどになると思います。
そんな頂上決戦。歴史の転換になるのか是非見て下さい。
次は女子の検証です。
こぶ平