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【こぶ平レポート】全日本選手権女子|進化の激突はどのような結果をもたらしたか?

前振りが長くなりましたが、今回の女子ラクロスの全日本選手権決勝というのは、この2つの進化の形が競われる場だったので、書かせていただきました。

さて、選手権決勝戦前に書いたことの一つに慶應義塾のラクロス
2017年、2012年に新しいラクロスを提案した慶應義塾大学がさらに、運動総量を上げて得点力も加えた男子的なニュアンスのチーム。
NeOのラクロス:一言で言えば  「変幻自在のトータルラクロス」 ですとあります。
結果的にはこの表現は正しかったのではないかと思っています。その特徴がより発揮できたチームが勝つことになったのですから。

慶應義塾の運動総量は対戦毎の相対的な必要性に基づき増えてきています(つまりまだ上限ではない?)
NeOは自らの力を、国際経験からくる相対的な物から絶対的な物に置換することができているチームです。
そして、その力の取り出し方、引き出しがとても多くて変幻自在にできるチームです。
そこから生み出された試合での戦略発想は、個の強さ、戦術理解は勿論ですが、何よりも自らできる事を理解したうえでの戦術・戦略になるのです。
その舞台で2チームが取った戦術・戦略は以下だと考えています。

☆NeO
中盤ではなく、ゴール前まで誘って、奪い取る。それにより慶應Middyは戻るのに、長距離を動かせて想定を超えて消耗を促進させる。
運動量的には勝負できる練習は積んでいるぞ。
前半でしっかりショットを決めて、後半に余力を残しながら反撃の力を削いで行こう。

☆慶應義塾大学
NeOの技術は日本一だと認める。その上で、自分たちの優位技術を出し尽くす事がブレークスルーに他ならない(運動総量)。
全日本選手権準決勝でも、カウンターを含む攻撃が進化を遂げた。そしてさらに一週間私達の進化は止まらない。(決勝での進化をも期待させられる物がある。 By チーム関係者)
4年間での思いの総量は両チームで変わる物ではない。ただ、2008年から2012年までの新しい女子ラクロスを作ってきた経験値が支える土台が慶應義塾の新たな進化を支えて来たところから絞り込んだ作戦がにより学生が取れる戦術を「最後に決めるのは物理的な運動総量に他ならない。」とシンプルに落とし込んだのが慶應義塾大学ではなかったでしょうか?

実は私は、先のコラムでこのように試合を予想しています。

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