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【こぶ平レポート】全日本選手権女子|進化の激突はどのような結果をもたらしたか?

「慶應義塾の準決勝/対FUSION同様、中盤の制し合いから始まる事でしょう。お互いメンバーとしては初の全日本決勝の緊張もあるかとは思います。(もしかしたら、今風に言えば楽しむのでしょうか?)
しかし、この場だけは技術論ではなく、そのマインドセットがとても大事になるのでしょう。
即ち、どちらの挑戦者魂が強いのか?

<試合の中でのマッチアップの楽しみ(太字は見られたプレー)>
NeO#41 vs 慶應#96のドローとゴール前の1on1
NeO#12 vs 慶應#73,#97の中盤のボールキープ
③NeO#7 vs 慶應#32のキーポイントでの得点
NeO#6  vs 慶應#33のゴール前での得点のひらめき と慶應#3のNeO#6への守備
NeO#11 vs 慶應#99の苦しい時のキーポイントをゲットできるか?
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かなり覆されるスタートでした。特にNeOが取った戦術は予想を全く違えるものでした。故にNeOの戦術を「中盤ではなく、ゴール前まで誘って、奪い取る。それにより慶應MFは戻るのに、長距離を動かせて想定を超えて消耗を促進させる。」戦術だったという感想を持ったのです。
スターターは以下でした。

【慶應義塾大学スターティングメンバー予想】
ゴーリー#49横田/渋谷幕張 DF:#70飯豊、#62櫨本 MF:#66石川/品川女子学院、#11竹村/桐蔭学園,#96白子、#73伊藤、#42力丸/慶應湘南藤沢、#97小久保/慶應NY、AT:#99出原、#32友岡、#33西村(出身校無は慶應女子出身、太字Teen’s経験者)

【NeOスターティングメンバー予想】
ゴーリー#31井上/日本女子 DF:#3横田/日本女子,#21柴原/日本女子 MF:#2廣野/学習院,#12高野/横浜国立,#17剱持/明治,#27水野/筑波,#28廣瀬/上智,#41稗田/明治 AT#6多賀/明治,#7小西/学習院,#11小川/慶應義塾

試合開始と同時に、私自身はNeOの戦術が予想と異なる事に気づかされます。中盤でチェックをあまりしないでゴール前DFの形を取ったNeOがそこには居た。
しかし、まずはドローを優位に進めポゼッションを取ると1on1を仕掛けながら、2番廣野選手、11番小川選手のゴールうまく引き出します。特に2番の廣野選手のゴールサイドから一気に現れてのショットは豪快且つ予想外のプレーで、ここではNeOの攻撃面での引き出しの多さ、変幻自在さは出していました。(本来は#6多賀選手辺りが魅せるプレーを廣野さんも行えるという幅広さでした。)
ここで、少し違和感を覚えた事を思い出しました。NeOの得点は#6,7,12,41,27が仕掛けながら#2,6,11がインサイドでフリーを取ってショットを決める形で、3点を3分半、5分、6分に重ねます。しかし、そこから同様の攻撃は慶應の対応を招いて、得点が止まります。
その間に、慶應はゴール前ディフェンスに苦しむも、#96白子選手のドローからのリードと最後は自らのドライブドッジからのランシューで風穴を開けます。しかし、基本NeOのゴール前でボールを奪い、カウンターに合わせて慶應のMFを動かす仕掛けは有効で、そこからカウンターで帰り切れなかった慶應のMFをあざ笑うかのような#11のフリーでのショットが生まれ4対1となりNeOの優位が印象つけられました。
実は、このカウンター攻撃の奏功には、3得点をなした時間と同じ6分間を要しています。実はここに、手詰まり感のあったインサイドへの2,6,11の攻撃という方程式を2次元化するチャンスが存在し、解としてカウンター攻撃を取り入れるように変化を考えるきっかけだったのですが、実はその後の13分はポゼッションから仕掛けて、2,6,10(時には#7)のインサイドのプレーを狙う事が続きます。(途中#6のショットがポストに嫌われたり、#11のショットがデンジャラス・フォロースルーにより無効になる不運もあったのですが)そして前半終了。4対1 NeOリード
ーこぶ平スコープ①は次ページへー

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