インドアラクロス

【ラクロス団体コラム】MILL(Men’s Indoor Lacrosse League)コラム

第2回目のMILLコラムをお届けします。

第1回目のコラムはこちらから↓

インドアの面白さ・特徴は、チャレンジングなプレースタイル、ショートパスによる早い展開、ラインより後方からの豪快な2ポイントショット、ゴーリー含めた常時5-4オフェンス(でも即カウンターのリスク有り)、クリエイティビティ・遊び心、シュートリバウンドなどのプレー継続性、フィジカルよりもスキルメインのフォーマットにより長く楽しんでもらえる事など、多数あります。

そして、何よりも参加選手皆さんのインドアならではの、まさにフリースタイルなプレーにより新たなカルチャーが生まれつつあると感じています。コンパクトなフィールド、ゴールも小さく、パスカットやシュートブロックされやすい状況で、それを崩す様々なスキル・アイディアが生まれています。

インドアラクロス写真

そのような中で運営として常に競技フォーマットで重視しているのが「選手が手加減をしなければならないような要素を全て排除する事」です。

危険なプレーは全て「ルール」で線引きし、ルール範囲内であれば(例えばシュートスピードなど)選手は一切手加減する必要がないようにしています。

それは競技スポーツとして楽しんで頂く為にとても重要な事と考えています。

中でもインドアルールの特徴として「完全にボールキャリア状態の選手以外にチェックをするとファウル」というがあります。

ご存知の通りフィールドラクロスではグランドボールを拾う直前やパスをキャッチする直前などにスティックにチェックを入れたり、正面からの一定のボディコンタクトも可とされていますが、インドアの場合はそれらはまだボールを保有していない非ボールキャリアとみなす為、チェックをするとファウルとなります。

ディフェンスの可能な対応としては、「ボールに対してアプローチ(パスカットなど)する」「相手が完全にGBを拾った状態やパスを受けた状態になってからチェックを入れる」となります。

(1on1に関しては、相手ボールキャリアに対しDFはスティックを持っている握り拳部分での適度なプッシュ、ホールドは可)

インドアラクロス写真

このようなルールの為、例えば空中に高く上がったフリーボールに対して、相手選手のスティックや体にチェックはできませんので、ボールにアプローチするしかなく、実は「背の高い人やジャンプ力がある人が有利」とも言えます。

これは他のメジャー球技の中では一般的なルールとも言えるかも知れません。バスケットボールやサッカー、ラグビーなどはボールを完全に保有する前に相手にチェックやコンタクトするのは不可のはずです。

そうした時に通常であれば、試合でフリーの味方選手の構えているスティックに投げる事や空間のスペースに投げて味方が走りこんでキャッチするという2次元のパスワークだと思いますが、インドアではジャンプ力のある選手にあえて高いパスを投げて、その高さのギャップでフリーを作るという3次元のラクロスができるとも言えます。ハイジャンプでフリーを作り、着地する前にクイックでシュートを打てばDFは守る術がありません。

元々プレースタイル的にジャンプショットやジャンプパスなどが多用されていますが、今後は更にこの高さ、3次元のプレー(空中戦)という部分も発展していくのではないかと思っています。(マンというプレーも存在せず、逆にオブストラクションというファウルとなります)

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また、サッカーなどでテクニシャンが良く見せる1on1の際のヒールリフト(ヒールでボールを後ろから浮かせて相手を抜くスキル)で相手を抜くようなイメージのプレーもこのルールにより、成立しやすいかも知れません。自分でボールをトスアップして相手を抜き去ってキャッチするというプレーです。繰り返しになりますが、トスアップをしている瞬間は非ボールキャリアとなりますのでDFはボディコンタクト(進路妨害)やチェックができない訳です。あくまでそのトスしたボールをカットしにいくか、オフェンスより先回りしキャッチした後に正面から適度なホールドをするしかないので、やり方次第(タイミングやトスのクオリティなど)でオフェンスは有利に1on1ができるかも知れません。パスや通常の1oo1以外の選択肢として。

いずれにしても、今後もインドアラクロスならではの楽しいプレースタイルがどんどん出て来ると思いますし、それがカルチャーとなって行くことにワクワクしています。そして、1度ラクロスを退いた方や若いプレーヤー含め年齢・性別関係なく、熱く楽しんで頂けるとなれば嬉しいです。

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