【こぶ平ラクロス】全国大会の楽しみ方|中学高校編
ラクロスは大学から始めるスポーツとして定着していますが、局所的には中学高校(略して Teen’s Lacrosse)キッズラクロスも行われていて、徐々に広がりを見せています。
という事で、日本一を目指す戦いの、観客としての楽しみ方中学高校編をお届けします。
Teen’s Lacrosseは一般的な1年の考え方と少々異なります。高校生の活動は3年生の春の大会をもって終了になります。そこからは大学受験を考慮されたりしているようです。高校卒業後就職されたり専門学校へ行かれたりした選手でラクロスを続けられる機会はたくさんあるクラブチームに加入して継続されています。
Teen’s Lacrosseの楽しみ方については、もう少し後でお伝えするとして、Teen’sの現状をおさらいしておきます。(もう少し広がって欲しいなという思いも込めて)
【Teen’s男子】
チーム
宮城県 仙台育英学園高校。 東京都 海城高校、早稲田大学高等学院、岩倉高校 神奈川県 慶應義塾高校 調べた限り
全国でこの5校だけが高校男子ラクロス部を持っています。
その中で慶應義塾高校は特別に大学リーグに加盟して戦っています。(因みに、今年は関東学生リーグ2部Bブロックで戦っています。これは凄いですね。)
他の4チームは、夏休み等に東京で4チームによる戦いを持っています。従って、全国大会規模の試合は行われないのが現状です。
そういう、現状から男子U19 の世界選手権へは日本からはチームが派遣されないようです。
【Teen’s女子】
1)東日本チーム
・宮城県 仙台育英学園高校(Lions)
・埼玉県 本庄東高校(PEACH PITS)県立伊奈学園総合高校(GRASSHOPPERS)県立熊谷女子高校(US movers)山村学園高校(LIBERTYS)
・茨城県 つくば秀英高校(Twisters)
・千葉県 渋谷幕張高校(MAPLES)、昭和学院秀英高校(POLISH)
・神奈川県 県立横浜国際高校(SUNFLOWERS)、横浜市立戸塚高校(FELLOWS)、桐蔭学園(女子部)高校(SERAPHS)県立鶴見高校(Shooting Stars)、横浜市立東高校(East Girls)、県立大和西高校(合同初参加)
・東京都 都立小石川中等教育学校(Power Points)、都立立川国際中等教育学校(K.L.C)、都立飛鳥高校(LEGENDS)都立第3商業&岩倉高校&国本女子高校(Three Stars)、東京成徳大高校(BRAVE YOUTH)、慶應義塾女子高校(CRUSHERS)トキワ松学園高校(SMASH STARS)、聖ドミニコ学園高校(Cheers)、大妻多摩高校(コタッカーズ)都立片倉高校(SPICA)、東洋高校(IVY)、目白研心高校(White Eyes)、日本大学高校(AQUA)都立町田総合高校(Hearties)
2) 西日本チーム
・京都府 立命館宇治高校(Cherry’s)、同志社高校(Beat Beans)、京都外大西高校、府立洛水高校
・大阪府 関西大学高校、箕面自由学園高校
以上36高校 31チーム(今年は都立第3商業,岩倉&国本女子、つくば秀英,大和西&トキワ松学園が2つの合同チームを結成しています)が活動をされています。一般的に、春と秋にリーグ戦があり、春の大会を持って高校3年生はクラブ卒業となります。(私立高校の1部には高校2年生でクラブ活動卒業のチームもあります。そして、この色が中学のラクロス部がある学校です。)
秋のシーズンは、新チームとなった初めての戦いになり、ここで勝ち残った東日本5チームと西日本3チームが3月に行われる全日本中高ラクロス選手権に駒を進めて、日本一を競うわけです。
☆中高全国選手権は、大学の2部レベルの戦いを想起させます。実質5年以上の経験を持つ選手も居ますから、そういう高いレベル(個人的には大学1部のトップレベルの力を持った選手もいます。)も納得できますね。
全国選手権は来年3月で12回目を数えます。過去東日本の優勝10回(東京成徳、日大高、横浜東、桐蔭学園等) 西日本の優勝1回(同志社)です。
今行われている、秋季リーグ(関西は11月5日と12日に分けて、予選リーグと決勝トーナメントが開かれます。)は11月には決勝トーナメントに入りますが、レベルの高いラクロスが楽しめます。
東日本Teen’s今後の予定
11月4日(土)1部準々決勝 @埼玉県県民活動センター(埼玉新都市交通 内宿駅から徒歩)
11月5日(日) 2部準々決勝 @都内高校
11月11日(土)1部準決勝 @埼玉県県民活動センター
11月12日(日) 2部準決勝 @大妻女子大多摩キャンパス
11月19日(日)1部2部3位決定戦 @未定、
11月23日(木・祝日)1部、2部決勝戦 @横浜美術大学グラウンド(東急田園都市線青葉台駅からバス)
1部は東京成徳、日大高、伊奈学園総合、飛鳥高校が、2部は昭和秀英、町田総合、小石川中等、戸塚高校が決勝トーナメントへの進出を決めています。
注目は、今季1部に挑戦をした、都立立川国際が決勝トーナメントへ進出する勢いで10月29日に 県立鶴見と戦う試合と、県立熊谷女子が慶應女子と戦う試合です。
勝てば決勝トーナメントに進出します。(10月29日(日) @横浜美術大学)
関東にはTop8というラクロス強豪校がありますが、そこを崩していくシンボルとなるかもしれません。
実際に10数年の歴史でいくつかの学校の争いが続いていますが、Top10校が崩れない歴史でしたが、近年、先の立川国際、県立熊谷女子を始め、目白研心の台頭と戦いが厳しくなっていますし、2部の高校の進化も進んでいます。実質大学リーグとマージしても面白いレベルです。
一方の関西地区ですが、6校のみの為 11月5日 予選リーグ(3校ずつ) 11月12日に 決勝トーナメントと順位決定戦が行われます。中高全日本選手権で関西唯一のチャンピオンになった同志社高校を筆頭に、大学に繋がる関大高校、立命館宇治高校がTop3を形成しているのですが、新しい動きがでてくると嬉しいのですが。
全国大会にて見られる、関東とは異なるスタイルのラクロスは大変興味深い物があります。その辺を是非、多くの皆さんにご覧いただきたいです。Teen’sラクロスでは時として凄い技術と強さを持った選手が現れます。(例えば、今年の日本代表になり大学3年生でW杯に出場した東海大学の抜井選手/山村学園 など)
今年も、そういうレベルの選手が何人かいます。そういう選手の驚きのプレーを見るのも、Teen’sラクロスの楽しみ方です。これからもTeen’s Lacrosse の情報を伝えていきます。是非多くの方に見ていただきたいと思います。
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