【Player Spotlight】橋本 立輝選手|FALCONS
2018年5月16日更新|下記の情報は2017年時の情報です
所属チームは2017年全日本選手権にて優勝し前人未到の “10年連続日本一” となり、個人では2017年全日本選手権MVP、そして2017年の日本代表にも選出されており、名実共に日本ラクロスのトップを走っているこの方にSpotlight!!!
ーこの度は日本一&全日決勝MVPおめでとうございます!橋本選手が今シーズンにかけていた想いとMVP受賞の感想をお願いします!
あまり目立つタイプではないので、驚いていますし、実感も未だにありませんが、FALCONS 10連覇の節目の年にMVPを受賞でき、本当に嬉しく思っています。また同時に全日本選手権・決勝の試合を振り返ると個人的にミスも多く、MVP受賞は畏れ多いなと思ってます。。
私自身、今年日本代表に選出されており、日本代表の練習会においては来年のイスラエルでのW杯に向けたチーム作りをしてきて、DF力の強化からフルフィールドOFやブロークンシチュエーションを攻めきることに重点を置いて取り組んできました。その日本代表の練習会において重点として行ってきたことが全日決勝の舞台で成果として「GBからの得点」として表せられたのでよかったです。
ー全日決勝では3得点されていますが、そのシーンの詳細と得点した時の気持ちはいかがでしたか?
1点目は、相手のゾーンDFが動いたことでできたスペースで得点。実はボールが #5石黒選手 のクロスにあたって軌道が変わったパスをとってからの得点だったので、ラッキーでした笑
2点目は、#91本下選手 のシュートをGが弾き、そのGBを拾っての得点。GB後でDFが崩れていたので、プレッシャーも受けずに決めることができました。
3点目は、エキストラOFで#44松下選手 のシュートをGが弾き、それを拾っての得点。
3得点全てラッキーゴールです笑
試合前から「江戸陸の天然芝はGBが鍵になる」と考えていたので、それが大事な場面で結果として示せて良かったです。
ーシュートの練習はなにか特別に行ってきたことor意識していることはありますか?
シュートに関して意識していることは、2点あります。
1つ目は、タイミングをずらすこと。
2つ目は、同じフォーム、モーションでシュートコースを打ち分けることです。
タイミングやコースの打ち分けは、Gとよく話をして、どのように見えているかを聞くようにしています。
特別なシュート練習などは特にありませんが、この2点を意識して、日頃の練習や試合に取り組んでいます。
ーラクロスのプレー全体において何か意識していることはありますか?
プレー全体で意識していることは山ほどありますが、その中で2つ挙げさせてもらいます。
1つ目は、ミスの捉え方です。
Gセーブ、パスミス、キャッチミスがOF失敗、プレー失敗で終わってしまうのではなく、そのGBを拾えない、それをカバーしてあげれなかったらミスと捉えるようにしています。
誰かのミスに文句を言うのは簡単だけど、文句を言う前に一歩でも早く寄ってカバーしてあげる、それができれば大きなチャンスになります。
全日決勝の舞台でもその意識で取り組んでいたからこそ得点できたと思ってます。
2つ目は俯瞰してみることです。
自分やチームを客観視して、冷静に現状を把握したり、プレー中のグランドを平面だけでなく、上からみることで、全体図を頭に描いて次に開くスペース、埋めなきゃならないスペースが見えてきて、先の展開を読み易くなります。
OF、DF、クリアライドなどどんな場面でも使えるので意識して取り組んでいます。
ーラクロスが上手くなりたいという人にアドバイスをお願いします
何事においてもそうだと思いますが、日々の積み重ねが大切です。チームの練習など与えられた時間に練習するのは当たり前、それ以外の時間でいかにラクロスのことを考え、努力を積み重ねることができるか。遠回りのようですが、上達に近道はないと思ってます。
ラクロスを始めてすぐの頃は、家で母親に野球グローブをつけてもらい、取りづらいところに投げてもらってキャッチの練習をしてました。笑
また、ラクロスが本当に好きで楽しいと感じている人は、必ず上手くなります。周りと比べずに、自分の個性を磨いていってほしいです。
ー橋本選手、この度は全日本選手権決勝MVPおめでとうございます!
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