【他大から学ぼう】立教大学・女子|リクルーティング・新獲
新入生の獲得はラクロス部存続において重要なポイントとなってきています。
各学年の部員が全体で20名のチームもあれば、50名程度、100名程度と日本ラクロスのチームの部員数は様々です。
年々部員数が増えて来ているチームもあれば、変わらないチームもありますね。
どのチームも新入生の獲得には力をいれているとは思うのですが、新入生が多く入る大学と入らない大学、その違いはなんなのでしょうか?
そこで今回は、部員を200人以上誇る立教大学・女子ラクロスチーム、新歓担当の葛西 眞珠さんにお話を伺いました。
Q.新歓係はチームで何人いますか?
メインで担当としているのは毎年5〜6人です。
200人規模のチームなので割合として考えるとそんなに多くはないと思います。
Q. 立教において新歓とはどのような位置付けなのでしょうか?
立教にとってリクルーティング活動は、優先順位は高く、リクルーティング・新歓活動は「理念の体現」だと思っています。
立教の理念である「ずっと強い立教」を繋いで行くためにも部が強いメンバーで存続して行く必要があるので、メンバー確保は重要なポイントとなっています。
ただ多くメンバーを集めればいいというのではなく、 ”私たちの想いに共感してくれるメンバーを集める” ことに重きを置いています。
”新入生とラクロス部の結婚”
また私たちは入部=結婚だと考えており、新歓活動をマッチング活動だと思っています。ラクロス部の部員は「新入生とラクロス部との愛のキューピット」です。
強引に結婚させればいいということではなく、しっかりと ”マッチング” を行います。
結婚時にいいことばかりを言ってしまうと、あとから離婚を招きかねないので、マッチング時にはカウンセリングをしっかりと行います。
新入生が大学生活にやりたいことをしっかりと話を聞き、そのやりたいことがラクロス部に所属することで叶うのであれば、ラクロス部への入部(=結婚)を勧めますし、やりたいことが叶わないのであれば、入部は勧めません。
そのためにも部としての活動の幅は広げたいと思っていますし、いろんなことをできるよう部の仕組みづくりには力を入れています。
海外に行きたい→海外遠征の機会あるよ
子供と関わりたい→キッズラクロスを開催しているよ
ウェブ関係で仕事をしたい→ラクロス部にはウェブ担当あるよ
留学に行きたい→留学に行っている人いっぱいいるよ
運動したい→ラクロスはスポーツだよ
何か熱中したい→ラクロス部の人はみんなラクロスに熱中しているよ
など、新入生が大学時代において成し遂げたいことをラクロス部で解決できるようにしています。
Q. 部の想いを伝えるためにどんなことを重要視しているのでしょうか?
まずは多くの新入生に出会いたいと思っています。
たくさんの人にラクロス・そのもの、そしてラクロス部という存在を知ってもらいたい、そして自分たちがどんな想いで大学生活を過ごしているのかを知ってもらいたい、その想いを持ってリクルーティング活動をしています。
このリクルーティング活動を通して、もし声をかけたその新入生がラクロス部に入らなかったとしても、ラクロス部の存在は知ってくれている状態になります。そうするともしかしたらその人が入部しなくてもこれからラクロス部のファンになってくれるかもしれない、そう思って活動をしています。
また部員自身が ”自分の言葉で” 立教ラクロス部の説明ができることは大事にしています。
立教の理念や部員自身がもう一度自分がなぜこの部に所属しているのかを改めて振り返ったり、そして大学時代にどんなことをしていきたいのかをしっかりと納得いくまで再考することがポイントです。
新入生に接する部員がキラキラしていると、新入生にもそれが伝わりますよね。
ー【次ページ】立教流・新歓活動の準備とは?ー