【こぶ平レポート】ラクロスNew ERAシリーズ3|大学新人戦ウィンターステージ東西
新世紀ラクロスに向けて、大学の新人戦が行われています。
関東では決勝トーナメントが、関西では予選が行われて、今週末には決勝トーナメントが行われます。
関東ウィンターの模様をレポートし、関西ウィンター女子の情報もお伝えします。
関西の男子の情報はまとめ切れていないのでReportはなしです。
関東|男子
慶應義塾高校が初めて、決勝トーナメントへ進出した今年の男子ウィンターステージ。
昨年来力を付けてきた、武蔵・帝京の合同チームや明治を予選で破った日本体育・城西合同チームがサマーステージで優勝した早稲田を破り優勝した。
予選からの勢いそのままの、勝利だったのではないか?早稲田は勝って、全日本選手権のAチームに弾みを付けたい所ではあったが、惜敗した。
ここ数年Top4の座を保っている立教は今年も3位となり、あすなろへ向けた成長が期待できる。
昨年あたりから、新人戦の各ステージでの優勝校が変わっている。それぞれの育成力の向上が見られると言える。
関東|女子
決勝トーナメントの顔ぶれは、ほぼここ数年変わらない。サマーステージTop4の東京女子体育を破って進出した早稲田や、予選で圧倒的パフォーマンスを魅せた明治αの育成力に注目をしていたが、結果的にはサマーステージ圧勝した、日本体育の進化は止まらず、このウィンターステージでも圧倒的な強さで優勝した。
日体大の強さは、経験者とアスリート性の高い初心者の融合を、試合経験で促進した結果であろう。2チームに分けた立教があすなろステージにどのようなチームにしてくるかは不明だが、日体大の新人戦3冠達成はかなり確率的には高いものだと考えられる。特に来期からは10人制になるはずなので。
一方、大型チームの合体で優勝を狙った東海・慶應義塾合同チームは初戦で敗退。Bigチームの合同の難しさを示した形となった。
来年のU-19世界選手権を控え、有望選手の発掘も一つのテーマであった今年のウィンターステージ。ベスト8のチームの選手以外にもアスリート性の高さや、経験の高さを示す選手も多く、1月23日に行われるU-19のトライアウトでの活躍が期待されるところだ。
U-19の選手に関して、各地区の新人戦も見たいところではあったが、中々情報を集める事も難しく、又全国の1年生チームが交流する東海ユース交流会の結果等を見ていると、関東地区の1年生チームが圧倒的に強い状況がわかる。Teen’sの選手の流入が少ない、又はない他の地区では1年目の選手でU-19世界大会を戦うのは難しいと言わざるを得ない。
そんな中、今年もTeen’sの全国大会で活躍をした同志社高校を有する関西地区の新人戦には注目をしていたが、まとまった情報を入手したのでReportしておこう。
関西|女子
10人制14分ハーフという試合形式だが17チームのエントリーというのは、12人制で30チームという関東と比較すると実質半分の規模だと言える。
一方で10人制の先取り(ドロー周りは3人ずつではあるが)をしていると言えなくもない。結果的に決勝トーナメントへ進出したのは以下の8チーム
Teen’s経験者が多いと思われる立命館大学の敗退は意外な感じもするが、関西のTeen’sの状況を考えるとTeen’sの優位性というものは限定的なのかもしれない。
実際、昨年ウィンターステージで優勝した同志社大学も4年ぶりの優勝のようであり、一昨年は関西学院が優勝、龍谷大学が準優勝となるなど、経験値というのが優位性を担保しないようだ。
今年のサマーステージで優勝を果たし連続優勝を狙う同志社は、関東のTeen’sの流入もあり新しいウィンターステージの様相の主役になると考えられる。しかし、圧倒的な勝ち方ができるかは見通せない。その戦いぶりに注目したい。
来年1月6日に行われるU-19女子ラクロス世界選手権に向けた選手選考会には関西からも13人が参加する予定のようですが(南山大学1名も含む)、春の全国大会で活躍した同志社高校の選手が4人に関東のTeen’s出身者を含む5人の同志社大学の選手が含まれているのが特徴的だ。
ラクロス新世紀に向けた、新人の戦いぶりに注目と、声援をお願いします。
Enjoy LACROSSE
こぶ平