【サクラセブンズ白子未祐選手応援企画】セブンスの面白さって何?ラグビー通のラクロッサーに聞いたみた!
ラクロス出身で今年の東京2020オリンピックに出場予定の白子未祐選手が出場する競技種目、セブンスこと7人制ラグビー競技。
果たしてこの競技はどんな競技なのか…
普段ラクロスをやっている我々にはまだ馴染みがない競技なので、ここはマルチスポーツプレーヤーが多いラクロスのよさを生かし、元ラガーマンラクロッサーや大のラグビー通のラクロッサーに協力をいただき、7人制ラグビー競技の “魅力” や “見どころ”、“ラクロス⇨ラグビーの転向はここがすごい!” を教えていただきました!
7人制ラグビー競技の特徴を理解すれば7月29日10時半〜の日本の初戦 vs オーストラリア戦 も楽しく観戦できますね!
ー ラグビーを教えてくれるラクロッサーその①
名前:上田喜子
出身:東京都出身
ラクロス歴:プレーヤー 慶應義塾女子高等学校⇨慶應義塾大学13卒、指導者:中村学園大学ー福岡大学ー京都大学(現 京都大学アドバイザー)
ラグビー歴:プレー歴は全くありませんが、ラガーマンの父を持ち、これまでの試合観戦歴はTV観戦も含むと100試合以上!
①私が思うセブンスの見どころ
とにかくスピード感があり、ラグビーのルールを知らない方が見てもステップで相手を抜いてピッチを駆け抜ける姿は見応え抜群です。また個人技にも個性があり、ラクロスの1on1のイメージに近いところもあって見ていて楽しいと思います。
運動量は、圧巻です!
②ラクロス⇨ラグビーの転向はここがすごい!
ラクロスに比べて直接のコンタクトが多いため、体づくりは大変なのではないでしょうか。白子選手も体づくりには苦労されていたので、現在の力強い姿は本当に努力の賜物だと思います!
社会人になってから激しいコンタクトプレーも多いラグビーにチャレンジしたことは大きな決断だったかと思いますが、挑戦を楽しんでいるのも彼女の大きな魅力です。
皆様、ぜひ一緒にサクラセブンズそして白子選手を応援しましょう!
ー ラグビーを教えてくれるラクロッサーその②
名前:荒木 元太朗
出身:福岡出身
ラクロス歴:明治大学-Ardito(社会人 福岡)|ゴーリー
ラグビー歴:5歳から18歳(高校卒業)まで。
①セブンスの見どころ
勝負どころを見極める駆け引きと、スピード感が面白い。
ラクロスとほぼ同じ広さのグランドを、7名で攻め、守る。
攻守とも、すべて全力で走り続けると当然バテる。(通常のラグビーは同じグランドの広さを15人で戦うので、その差は歴然)
なので、攻めるチームも、相手の穴を見つけるまではゆっくり攻撃を組み立てる。そして、ここぞの場面でスピード感を上げる。その駆け引きと緩急に注目してください!
②ラクロス⇨ラグビーの転向はここがすごい!
ラグビーではボールを前に投げてはならない、などルールが全然違うことは勿論、防具なしの激しいボディコンタクトがラクロスと違いラグビーでは発生するので、適応するのはかなり難しいし、勇気がいることだと思います。
ラクロスで使うスプリント能力や幅広い視野などは、他の競技と比べて強みになるのかもしれません。
白子選手の活躍を期待しています!
ー ラグビーを教えてくれるラクロッサーその③
名前:廣田裕次郎
出身:東京都出身・慶応義塾大学男子ラクロスOB
ラクロス歴:慶應義塾大学男子ラクロス部13卒→GOLD ZEALER(2015-2017)
ラグビー歴:高校まで
①セブンスの見どころ
少人数でフィールドを広く使ったゲーム展開が魅力です。15人制との違いをラクロスで極端に例えると、ミニゲームの人数感で全員が攻守を行い、フルフィールドで試合をするようなものなので、フィジカルの強さと同等に、相当なスタミナとスピードが全選手に求められます。
また少ない時間でもトライを重ねられるため、最後まで勝敗がわからないという点もセブンズの魅力の一つではないでしょうか。
②ラクロス⇨ラグビーの転向はここがすごい!
転向から短期間でトップレベルに上り詰めるまでには、ボディコンタクトの激しさの違いはもちろん、戦術理解、パスやキックのハンドリングスキル等、白子選手の並々ならぬ努力があったのだろうと思います。
またラクロスで培った状況判断能力やメンタリティ、スタミナや相手をかわすランニングスキル等はラグビーでも遺憾なく発揮されているのではないでしょうか。是非注目して応援したいと思います!
サクラセブンズの試合情報
■女子日本代表のプール戦 (プールC) スケジュール
試合日時 | 対戦相手 |
7月29日(木) 10:30 | オーストラリア |
7月29日(木) 18:00 | アメリカ |
7月30日(金) 10:00 | 中国 |