decoding

【文武両道系ラクロッサー】長谷川 冬雪さん|学習院大学OG(女子ラクロス)

”ラクロスと勉強を両立して活躍しているラクロスの人” を紹介する文武両道系ラクロッサー!
今回は、大学時代に学んだ生命科学の知識を活かし、卒業後遺伝カウンセラーを目指して大学院に進学!ラクロスも勉強も、自分の信念を貫き、高い目標に向かって貪欲に挑戦していくこの方です!

長谷川 冬雪さん|学習院大学OG(女子ラクロス)

【名前】長谷川冬雪
【出身大学】学習院大学
【職業】
大学院生。4月からは、病院で認定遺伝カウンセラーとして働きます。
【年齢】24歳

【現在のラクロスとの関わり】
学習院大学ラクロス部女子のOG。
1.2年生は、プレイヤーとして所属してましたが怪我が多かったのでほとんど見学でした。3.4年生では、育成として一年生コーチをしてました。

【勉強していること】
大学では、理学部生命科学科で主にDNA損傷と修復について勉強してました。
大学院では、医学系の大学院で認定遺伝カウンセラーになるために遺伝医学や臨床遺伝学、遺伝カウンセリングについて勉強しています。

【勉強開始時期】
遺伝医学などを本格的に勉強し始めたのは、大学院に入学してからです。この分野は日々新しい事が発見されたりしているので、認定遺伝カウンセラーとして働く限り毎日が勉強しないとと思ってます(笑)

【その勉強を始めた理由】
小学生の時にテレビで見た「遺伝子が原因で起こる病気」「今の医療じゃ直せない病気」というのを知って、自分が治したいと思ったのが最初です。今の医療で治せないのであれば、研究者になろうと思って、生命科学科に入りました。
大学に入ってから、研究をしてみて、本当に根本から治すことはなかなかできず、生涯付き合っていくことの方が多いんだということに気がつきました。その時、遺伝性疾患の患者さんやその家族を支援する認定遺伝カウンセラーという職業を知り、研究以外でも遺伝に関わる疾患と関わっていけることに気付き、認定遺伝カウンセラーの資格を取ろうと思いました。

【勉強を頑張れた理由】
私はわがままで負けず嫌いなので、自分がやりたいと思った事は絶対にやってやると思っていたのが大きいと思います。
部活の同期や先輩も、応援してくれたり、時にはそれは違うでしょと喝を入れてくれたり、学科の友達が褒められる事が好きな私の性格を知ってか、部活も両立してすごいって言ってくれたこともあってがんばってこれました!
私のことをよく知っている母親はひたすら私の話を聞いてくれて、ラクロス>勉強となっている時にはラクロスをやめろと言ってきました。それを言われるたびに落ち込む事も多かったですが、同期や先輩たちに支えられてそれでもやってやると思って続けてきました。
また、自分が辛いって思った時にも、弱音を吐ける友達や家族がいたことも大きかったと思います。

【将来の夢】
直近の夢は、認定遺伝カウンセラーの資格試験に合格すること、長い目で見た夢は、希少難病などの遺伝性疾患の研究に関わり、1人でも多くの患者さんに役に立つこと。また、患者さんやその家族がこの人と関われてよかったと思えるような働きができる認定遺伝カウンセラーになることです!

【ラクロスをしていて勉強に活かされたこと】
・自分のキャパの容量を知れたこと
→意外と自分はつらいと思っていてもなんだかんだやっていけるんだなと思いました(笑)つらいって口では言っていても、それが限界じゃないだなと何回も感じました。

・なんでこうなるのか、どうしたらこうなるのかを考えるようになった
→ラクロスでも考えてプレーするという事が大切になってきますが、その癖がついて勉強にもいかされたと思ってます。

・時間の使い方が上手くなった
→勉強をただやるだけじゃなく、ラクロスとバイトと勉強を両立させるために時間の使い方をすごい気にしました。すき間を見つけて、何かしらやるという習慣がついた気がします。

【勉強をしてよかったと思ったこと】
自分のやりたい事、やってみたい事を見つけることができたり、より将来を考えるようになりました。

【オススメの勉強方法】
私が所属していた生命科学科や今勉強している遺伝医学の分野は、実物が動いているところを目で見ることがなかなか出来ないんです(細胞の中の話だったりするので)。なので、手を使ったり頭の中だったりでひたすらイメージしました。考えてるときは、周りの事とか見えてないので、ぼんやりしながら手だけが動いてる怪しい人によくみられますが(笑)
私が感じてる事ですが、学校で教わる勉強ってそれぞれ一つのことをぶつ切りで授業があると思っています。縦の事は繋がるけど、横は繋がってないみたいな感覚です。なので、勉強してるときに前にいったようにイメージをして、なんでこうなるの?、なんでこいつ出てきたの?という感じで考えると横も繋がっていく気がするので、それをひたすら繰り返してました。

読者へメッセージ

文武両道というテーマで書かせてもらいましたが、私もいつも完璧にできたわけではありません。一年生の時には単位も落としたし、ラクロスでは怪我が絶えなくてプレーヤーをやめて3.4年生の間は一年生コーチをしてました。自分の事は自分でやることが約束だったのでラクロスを続けるためにバイトもしてました。がんばってたな自分って思います(笑)
辛い事も怒られたこともたくさんあったけど、そのあとちゃんと単位も拾って無事に卒業できたし、あの子達が一年生の時、自分が育てたんだよ!って周りに言いふらしたいほど自分にとって誇りを持てる一年生が育ってくれました。
思うのは、周りにたくさん支えてもらいながら、私はただやりたい事をやっていただけです。研究がしたかったり、大学院に行きたいと思ったから勉強をしたし、ラクロスでもプレイヤーではなく一年生を教えて育てたいと思ったから一年生コーチをやったというだけです。
自分の経験を通して、現役の子達には、たとえスタープレイヤーでなくてもチームには自分が必要なんだっていう自信を持って胸を張ってラクロスを楽しんで欲しいなって思います。
そして、今やりたい事や叶えたい夢があるけど悩んでいる人がいるなら、貪欲に挑んで欲しい!身の丈に合わないと思っても、今の自分より背伸びした目標や夢を見て欲しい!身の丈は、他人だったり、周りの評価で決めるものではなく、自分で決められると思います。
やろうとしたい事が大きければ大きいほど、たくさんつらいことがあると思います。
でも、達成した時とっても気持ちいいです!笑
もし、失敗してしまってもそれでも何かしら得たものがある、挑戦してよかったと思えるような経験ができると思います。
自分にとって悔いはないと思えるようなラクロス生活を送ってください!

次回の文武両道系ラクロッサーもお楽しみに!

関連記事