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【こぶ平レポート】学生ラクロスの開幕から10日。新たに見えた事

ラクロスファンの皆さん、暑さに負けずにラクロス観戦してますか?各地で学生リーグも始まり、開幕早々から熱い試合が栗幌げられていますね。
ここでは、開幕から10日前後の学生ラクロスに見えた新しいものを、Kobhey’s Eyeから紹介して行こうと思います。

女子ラクロス
【関東地区】
1部で好調なスタートを切ったのが、明治大学と、早稲田大学。特に明治大学はこの力の充実と若い世代の台頭で、層の厚さも見せている。
早稲田は、しっかりしたDFからの攻撃だけではなく、ドローからの仕掛けも見せた中央戦で得点のバリエーションも増やした。
ただ、初戦を引き分けた慶應義塾、東海。日体大、立教は別の意味で強さを見せたと言える。日体大と立教の戦いは、他の1部の試合と比べてスピード面、戦術面、個々の技術面で1段
高いレベルで戦い合ったと見ている。
圧倒的な個の崩しから得点の機会を狙う日体大。多彩なパスやスペースを作る動きから得点の機会を狙う立教の戦いは、ここからシーズン後半にはどのようなチームになるのか楽
しみが増した。特に立教は最後90秒で日体大から2点を奪った2番櫻井選手のドライブという新たな武器が加わった事は、次の段階に進む上で良かった事ではないか?
慶應義塾、東海は開幕前に抱えていた両チームの不安を打ち消し、良い方向に進みだすきっかけとなる試合になったのではないか?ともに若手の台頭が活性化を促すと。大きく伸びて
いく可能性を感じた。
31日に行われる、立教対早稲田、慶応義塾対明治の戦いは前半の大きな山場となる。
そして、攻守のバランスの良さを見せた成蹊大学がA組の混戦に拍車をかける存在になりそうだ。

2部を見た所では、プレシーズンに出色のスピードを見せた日本女子体育大学が、守備の出来が良かった横浜国立に負けたのは、意外とも言われるが、1部の立教対日本体育の戦いの図式とだぶるような形で、日女体の唯一の懸念の若さが最高の形には至らなかった事が少し残念な結果となっただけだ。しかし、そのスピードは確実に1部のチームにも脅威となるものであり、そこに行くまでに試練を与えられたと見るのが妥当だろう。
昨年4年生の頑張りで、1部を狙える所まで進んだ駒澤大学は失速も懸念されたが、経験者の残る日本女子大学を一蹴する強さを見せた。昨年の無念を晴らす機会が得られる可能性は
大きいのではないか?2部Aの東京学芸、東京女子体育との3つどもえを制するには昨年の無念を武器に換える事が必要なのだろう。

そして、新世紀女子ラクロスは守備的になるのではないかと予想した、私の予想は既に外れている。想定以上に6人制の守備の難しさ、そしてマンアップの攻撃での得点が目立つ展開になっている。
今後、守備の進化が強まるのか、攻撃面の優位が続くのか目が離せない展開は続く。

他の地区は見られていないので情報だけの解析だが、

【北海道地区】北海道、北翔に北海道教育と酪農学園も迫りそう。

【東北地区】東北大学が優位で、新潟県立大学がギリギリ人数が足りなかったという現実もある。

【東海地区】昨年の経験者がごっそり抜けた愛知学院と至学館の明暗が分かれた。至学館の強みはなんなのか、2年連続の強さの源を見てみたい。

【関西地区】関西学院は順調に強さを発揮したが、今季の話題は龍谷大学だろう。開幕から2戦。力的には上かも?と思われた神戸、大阪教育を破り一躍ファイナル4への有力校となった。
どんなチームなのでしょうね?同志社も関西を破りしっかりとしたスタート。今年は新しい年になりそうだ。

【中四国地区】岡山大学の順調さは置き、注目は昨年予選グループ1位となったが決勝トーナメントで完敗をした、広島大学。今年も予選は順当な滑り出しだが決勝に向けて力は付いたのか2年生の力が加わった今年、注目のチームとなるはずだ。

【九州地区】西南学院大学は福岡大学との開幕戦に惜敗し、波に乗り切れなかったか、それとも新しい力の台頭が急か?筑紫女学園との戦いにも敗れた、逆に筑紫女学園は早々に連勝し、今年も上位を確実に争いそうだ。

シーズン予想と違った力の伸長も見られる今季、まだ始まったばかりだ。想像よりも新
ルールに手こずる感じもある(DFの反則、インザクリースの多発。フリースタートへの
対応 等)模索は続く。

男子の開幕は別途。

ラクロス、これからこれから。

こぶ平

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