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【こぶ平レポート】ラクロス学生リーグ開幕の様子②

【学生リーグが開幕しました】
再び大雨の被害が心配される週末ですが、開催の遅れていた中国地区クラブリーグが無事開催されますように祈りつつ、いち早く開幕を迎えた、西日本各地区の学生リーグの開幕の模様と、注目点&これからを改めて書いていきます。

東海地区

【男子】
名古屋vs南山の構造は変わらないか?リーグ戦で三つ巴を演じた愛知に、2部から参加したプレーオフで優勝した南山を苦しめた、久々復活の名城を加えた4チームの争いの構図は近年稀にみる、激戦となりそう。開幕戦南山vs名古屋は5対5の引き分け。そして愛知vs名城のサバイバル戦が今週末実施される。全く読めない男子リーグ。これが、進化を加速するか?

【女子】
ここ数年は、南山vs愛知教育の対決の図式から、南山が打倒関東(即ち日本一)を目指したチーム作りを続けて、少し1強的な雰囲気が漂う東海地区女子学生リーグの状況でしたが、今年は開幕から驚天動地とも思えるような試合結果が続いて出ている。
リーグの主役に躍り出たのは、昨年6位に終わった愛知学院大学であり、相手役は1部昇格を果たしたばかりの至学館大学と復活金城学院大学だ。
愛知学院は初戦で中々勝てなかった南山を圧倒し、2戦目昨年3位の愛知淑徳を破る最高の滑り出しを見せ、至学館は2部からの昇格チームでいわば全て格上のチームとの戦いで、名古屋(昨年4位)愛知淑徳(昨年3位)に対して5対4、5対3と連勝しFinal3を狙う刺客に名乗りをあげた。
そして、下位に低迷をしていた、金城学院も初戦昨年2位の愛知教育に7対6と勝ち切り2戦目名古屋に完勝、一昨年入れ替え戦の屈辱からようやくFinal3の舞台に戻りつつある。
そして、東海地区で先ず、全国に目を向け強化を遂げたはずの南山に、安定した強さを発揮してきた愛知教育はともに初戦で躓き、2戦目でお互いの戦いでは5対4で南山が勝つも、南山は3戦目今期不調の名古屋に4対4と引き分けて、得点力の無さを露呈する結果となっている。
ともにこれから全勝すればリカバリーはできるものの、その行く手に黄色信号が点滅しているのは紛れもない事実である。
26日29日にはTop集団の愛知学院vs金城、愛知学院vs至学館 が実施され、愛知学院の正念場を迎える。
一方至学館は、レスリングで有名だがラクロスでも強さを魅せてくれるのか、注目の東海地区女子ラクロスリーグ戦となっている。
因みに、主役に躍り出た愛知学院、至学館に共通のファクターがあるようだ。
昨年から、ほとんどチームメンバーが変わっていない。若いチームだったのにも関わらず1部へ昇格してきた至学館大学に注目して欲しい。
レスリングの次はラクロスだというのは無いかな?
愛知学院の生き残りを賭けた戦いが実施される。中継ツイートを楽しみにしたい。

そして今年至学館はどこまで進化を遂げるのか?皆さん、北海道の酪農学園同様
この名前を覚えておいてください。

関西地区

【男子】 
プレシーズン1位の関西学院が早稲田との交流戦で完敗した事もあり、今期の関西地区男子の厳しさを予想したが、図らずも開幕の昨年Final4同士の戦いは2試合ともロースコアの引き分けで終わり、2戦目で関西学院が神戸を破り、大阪も苦し

みながらも京都産業に勝ち切った状況では、今季も拮抗状態が続きそうだ。
その中で、注目すべきは初戦vs京都産業に18対4と快勝し、2戦目も関大に勝利(苦戦)した、復活京都大学だろう。ただ、この混戦の形での進化は無さそうなのが気になる。

【女子】 
リーグ戦開始前、評判の高かった同志社が、2戦目で立命館に敗戦をするという予想外の(と言っては立命館さんに失礼だとは思いつつも)展開になっている。

ライバルの関西学院は、初戦12対3で立命館を破ると、2戦目、上昇機運の龍谷にも勝利して順当なスタートを切った。この2チームが低迷するようなら、大阪教育の伸びがドラマを演出する可能性も否定できない。

中四国地区

【男子&女子】
豪雨被害の復興もあり、出遅れた中国地区は、男女とも岡山大学の1強に加速がついた感がある。

男女岡山はBリーグチャレンジリーグ参加では関西に遠征し底上げも怠りない。できる

ならば、関東へ遠征され1部2部チーム上位校との交流をされるといいでしょう?
勝つための経験則が得られそうです。中々難しい事ではあるでしょうが。
3地区を勝ち抜く厳しさが分かると思うのですが。

九州地区

【男子】
九州vs西南学院の構図から、北九州市立と中村学園を加えた3チームが九州に挑む形へと変わった様子。中でも、北九州市立の台頭は西南学院をも飲み込みファイナルを伺う様子です。今季から1部リーグ各2試合制となり、各チームの巻き返しの可能性もあるが、九州に対して5対7の差は、シーズン最後に埋まる可能性もあります。福岡の男子は厳しい今季。

【女子】 
ついに福岡vs西南学院の構図が大きく崩れ、キュービズムのような分かりにくい構図になった。というのも西南学院は、中村学園のみならず、筑紫女学園にも大敗し白星が無い状態。福岡女学院も福岡教育に完敗。復活期待の2チームの出だしが悪く、福岡、福岡教育、中村学園に筑紫学園がチャレンジする構図という前代未聞の様相になっています。
今週 筑紫学園vs中村学園の試合に注目が集まる。
九州ラクロス ルネサンス  3地区戦から、大学選手権の動向を左右する地区だけに最も注目しておくべき地区です。

各地区、特に女子ラクロスは、第二次ルネサンスというべき、変化の時代になりつつある。

是非、各地のラクロスに注目してもらいたい。

次回は 秋の関東中高ラクロスの展望などクロスMF!

こぶ平 

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ラクロスを見続けて10年目。大学ラクロスの進化に驚きながら
女子ラクロスのキラキラと頑張りに力を貰っているオヤジーレです。
ラクロスの色々な事をお伝えできるように、毎日情報を集めています。
皆さんからの情報をお待ちしています。
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