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【こぶ平レポート】ラクロス関東学生フレッシュマンシリーズ|サマーステージ

今年も各地で、学生の新人による初の公式戦シリーズが始まっていますね。
北の方では早めに終わりましたが、関東では8月17日にサマーステージとして、新人戦の予選1日目が実施されました。
サマーステージの意義というのは、新人選手がラクロスを続けたいという動機作りに役立つことがあるが、近年それだけでなく将来のチーム力に直結している面もクローズアップされています。そういう面も含めて関東学生新人戦シリーズ1 サマーステージの1日目の状況をお伝えします。

関東の新人戦サマーステージは 8対8のミニゲームで実施される。ゴーリーは勿論必要で、オフサイドもある。女子は得点後のドローも毎回行う。
チーム数が多いので(多い大学は3チーム出しもある)予選は2日間に分かれる。

女子

予選1日目
今季は、例年決勝トーナメントに顔を出すチームがやはり予選でぶつかり合う組もあったが、力のある大学が目についた。

Aブロック  慶應義塾が例年以上のチーム力を発揮し勝ち抜く形となった。
Bブロック  青山学院が法政との1部決戦を4対1と勝ち抜き苦しみながらも決勝トーナメントへ進出
Cブロック  明治αが、既に明治らしさを発揮し、強豪の日本女子体育&東京女子体育合同チームを封じ込めた。
Dブロック  横浜国立&中央合同が運動量も伴って、圧倒的に勝ち抜いた。
Eブロック  日本大学が非常に高い個人技をベースに、3試合を勝ち抜いた。
Fブロック  明治学院、大妻女子&専修、学習院、筑波・大東文化&茨城が最も均衡を示したグループだが、明治学院と学習院が引き分け最終的には得失点差により明治学院が決勝トーナメントに進出を決めた。残り30秒を切って決めた明治学院の学習院戦での同点シュートが明暗を分けた。
Gブロック  桜美林・玉川合同の充実ぶりが目立ったブロック。ラクロスの理解度も高く立教β、白百合・フェリス合同チームを完封した。予選無失点は、桜美林・玉川合同チームだけだ。
Hブロック  立教αが危なげなく勝ち切った。

予選2日目  
Iブロック 東京理科&文教合同、東洋英和&聖心女子、東洋
Jブロック 立教γ&武蔵、東京学芸、早稲田
Kブロック 東海、日本体育、成蹊&東京女子       
の試合を残すが、決勝トーナメント1回戦 明治α対横国&中央合同から白熱した戦いが続く事は間違いない。

中でも、慶應義塾、明治α、横国&中央、日本、桜美林&玉川、立教αは1年のこの時期において、そのラクロスへの理解度が優れていると思えたチームである。
その中でベスト4へ一番近いのは、慶應義塾、明治α、桜美林&玉川という所か立教αのブロックには非常にレベルの高いチームが含まれるだけに予断を許さないものがある。

男子

Aブロック  東洋αが1部校に打ち勝っている
Bブロック  中央が成蹊に打ち勝って、決勝トーナメントへ。
Cブロック  獨協が新人での強さを見せて、明治αにも快勝している。
Dブロック  茨城&筑波が一橋に競り勝ち存在感を高めた。
Eブロック  立教βが集中力を見せて、東海に競り勝ちプチサプライズを演出。
Fブロック  久々登場の東京αが圧倒的存在感を示した。
Gブロック  武蔵が今年も確実に、決勝トーナメント進出を決めた。青学αとの接戦もしっかり勝ち上がった。
Hブロック  慶應義塾が確実に突破を決めている。
Lブロック  立教αが日体大と7対7と引き分けるも取りこぼしもせず勝ち残った。

男子も早稲田大学等、予選2日目と決勝トーナメント同じ日に出場するかもしれないチームを含めて、同じ顔触れが目立つ中、茨城&筑波の存在が光っている。又立教の2チーム残り、武蔵の確実な勝ち残りに、久々登場の東京の戦いぶりに注目が集まる。

将来に繋げるのが、最大の意義になるサマーステージだが、明らかにラクロスの理解度に差があるように見えたのは今年の特徴かもしれない。
個人の育成のキーワードは「ラクロスへの理解度を高める」だと感じさせる試合が多かった。ラクロスでの伸びも、実はラクロスを良く理解する事で3年生以降に差が付くような気がしている。

関東学生Fresh Menシリーズ1 サマーステージ 予選2日目&決勝トーナメントは9月5日木曜日 @フクダ電子フィールド と変則的だが 興味深い戦いが繰り広げられる。

こぶ平

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