【ラクロス団体コラム】U-15 LACROSSE ACADEMY JAPAN コラム
今回は今年4月にスタートしたLACROSSE ACADMY JAPAN U-15クラブチームのお話をさせていただきます。代表兼コーチの横尾と申します。
立ち上げのきっかけはアカデミーの小学生クラスの保護者の方から有難くも、熱いご支援とご要望を頂戴した事でした。正直申し上げて、それまで私としてはまだ中学生カテゴリを継続的に実施するのは難しいのではないかと考えていました。
と言いますのは、まず、活動場所の問題。
中学生クラブの場合は週1回のみのような少ない頻度ではなく、ある程度、部活動の代替となるものでなくてはならないと考えていましたので、平日も継続的に活動できる場所となると、やはり小学生で使用させて頂いている民間のフットサル場となります。そうしますと、フットサル場の夜の時間帯は昼の時間帯よりも高い使用料となっており、活動を維持する為にはどうしても高めの月会費とせざるを得ません。
そして、学校の部活動との兼ね合い。
中学生となると、活動頻度として週1回のみという訳には行きませんので、そうしますと会場費用との兼ね合いやコーチのマンパワーの問題で週に4回、5回と活動することは難しい中でラクロスを選択して頂ける環境を作るのは難しいのではないかと考えていたのです。
そういった状況ではありましたが、せっかく有難いご要望を頂いているのだから難しいかも知れないがチャレンジしてみようと思い、そのタイミングで岡部光人コーチがフィールドラクロスを担当してくれるという話になり、(男子も女子も防具無しの)インドアラクロスと(男子は防具有りの)フィールドラクロスをミックスさせたクラブチームという形態となりました。
・インドアラクロスは毎週月曜19−20時、水曜19−20時の週2回@豊洲ライズフットサルスタジオ(後ろの予約次第で延長)
・フィールドラクロスは土日祝で月に2回(1回1.5-2.0時間程度)で随時、日時・会場を調整、共有させて頂いています。
また、各ご家庭や子供たちのニーズにできるだけお応えできるよう、コースは「フィールドのみ」「インドアのみ」「インドア・フィールド両方」など5つのコースから選んで頂けます。
立ち上げから約5ヶ月経ち、お陰さまで皆さんの多大なご支援により現在18名のメンバーで活動しています。メンバーには小学生時にアカデミーに所属していたメンバー、他のチームさんに所属していたメンバー、海外でプレーしていたメンバーなどがいます。(大変心苦しいのですが、練習時間、コーチマンパワーの都合上、現在は経験者のみ加入可とさせて頂いております)
コーチ体制はフィールドラクロス男子が岡部光人コーチ、フィールドラクロス女子が長岡良江コーチ、インドアラクロスが私とサポートコーチに中村貴之コーチに入って頂き、保護者の方でラクロス経験者の方も複数いらっしゃるので有難いことにサポート頂いています。
コンセプトとしては常に楽しむことを大事にしながら、Creativity(思考、創造性),Challenge(チャレンジ精神),Combination(チームワーク)をテーマに日々成長できるよう取り組んでいます。特に相手の逆をつける状況判断、スキルを意識して練習していますが、最近、スティックワーク・フェイクなどクリエイティビティ溢れるプレーが男女共にたくさん出来るようになっており、私自身がとても楽しく感じています。
メンバーの目標はそれぞれ異なり、純粋にラクロスを楽しみたいというお子さんや将来的に日本トップレベルを目指すというお子さんなど様々です。 レベルも様々ですが、それぞれの楽しみ方のアプローチの仕方があっても良いと考えています。皆より成長して欲しいのは勿論ですが、子供1人1人のスタイルがあり、楽しさの「ツボ」も違うので、できるだけ全員が楽しめるようなメニューや指導スタンスを取るようにしています。
現在、既に大人のインドアラクロスリーグに参戦しているメンバーもいますが、今後U-15のフィールドラクロス大会、インドアラクロス大会が開催できるようになり、中学生のラクロス人口増加、プレー環境がより良くなる一助となればと思います。
当初は難しいと思っていましたが、保護者様に背中を押して頂き、少しでも中学生の子供達がラクロスを楽しみ、成長できる場をご提供できているとしたら良かったと感じています。図らずもアカデミーが掲げているコンセプトのチャレンジ精神の大切さを私自身が学ばせて頂きました。