【女子ラクロスU19日本代表コーチ・スタッフ紹介】ゼネラルマネージャー| 村松圭子さん ーKeiko Muramatsuー
写真撮影:Akie Umeda
今年8月にカナダで開催される女子ラクロス世界大会のU19日本代表のコーチ・スタッフをご紹介します。
今回はゼネラルマネージャーとして代表チームを運営している村松さんをご紹介します。
2015年の女子ラクロスフル日本代表、そして海外での代表選手経験をお持ちの村松さん。
人をモチベートする、コーチングするスキルは天下一品、なおかつラクロスの経験も豊富な村松さんが2019年女子U19代表の大黒柱を務めます。
LET’S GO JAPAN!
GM| 村松圭子さん ーKeiko Muramatsuー
【名前】村松圭子(むらまつ けいこ)
【職業】エグゼクティブコーチ、システム・コーチ
【チーム内役割】ゼネラルマネージャーとして
全体マネジメント、チームの中でのリーダーシップトレーニング、FILとのやりとり、通訳担当
【ラクロス歴】
<選手歴>
2005年 慶應義塾大学主将|日本代表選手として世界大会5位
2013年 香港代表選手として2度目の世界大会出場
<コーチ歴>
2009年 関東ユースヘッドコーチ
2011年 香港代表監督 ASPAC出場
2018年 慶應義塾大学 システム・コーチ 関東優勝
U19の活動に込める想い
現在私は日本人(特に大人)のリーダーシップを引き出すお仕事を個人や組織に対してしています。その理由は私自身が世界と戦った時、そして大人になって世界中の人と仕事をした時に、日本人としていいものが出し切れてないシーンを目撃したり、自分自身が悔しい思いをしたからです。
空気を読むのは日本人のいいところ。
ただ、それが時に薄っぺらい表面的な調和で終わっていることが多く、本質的な調和になっていないことが多いです。
それを英語や個々の性格のせいにしがちですが、実は自分の意思を思いっきり表現することに慣れていないという文化そして教育的な背景も影響しているように感じます。ラクロスがオリンピック種目になる可能性が高まった今、今2019年のU19の選手たちは今後日本のラクロス界を牽引するリーダーたちです。
Good to Great.
日本のトップではなく、グローバルな状況で活躍できるリーダーたちを育てたいと思っています。
彼女たちが今からグローバル視点でのリーダーシップを磨き、自分の意思を言語化し、人と対等に関わったゆえ、本質的なチームを創る経験をしたらそれは彼女たちの人生の財産に、ラクロス界の財産にもなると信じています。
そして世界で戦うというのはスタッフにもそのスタンスが求められていると思います。
まず我々が体現しないといけません。スタッフ同士の関係性ももちろんですが、W杯中は予定通りいかないことが多々ある中、まだまだマイノリティでもある日本の声をちゃんと届けられるように挑みたいと思っています。
これまで日本のラクロス界でのGMはどちらかというと事務周り全般をする役割で歴代のGM資質と比べるとだったと思います。
私はあいにくそこは不得意なので(笑)、そこは他のスタッフのサポートもいただきながら、U19というチーム内の関係性をシステム・コーチしたり、リーダーシップトレーニングをしたり、選手だけでなく、スタッフ、協会、保護者、ファンという組織全体を創るというところに視野を広げて関わり、新たなGM像の創出をしたいと思っています。その関わりによって結果を出したいです。
ラクロス界の方々へメッセージ
今回のU19の活動は大変有難いことに選考にあたっては中高連盟の協力的なサポート、広報ではラクプラとオフィシャルなコラボレーション、練習では日本一のファルコンズを中心に様々なチームにサポートしていただいて実現しております。
今後どんどんステークホルダーは増えるでしょう。日本のラクロスのパフォーマンスとあり方の向上に向けて精進します。
伸び代だらけのU19。
彼女たちの成長を是非応援していただきたいです。大会が終わる日まで成長して行きますのでどうぞよろしくお願いします。