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【女子ラクロス】FILの女子ラクロスルールについて紹介

昨年2018年より国際大会、2019年からは日本において女子ラクロスのルールが変更となります。
日本では日本独自ルール→FILルールへの変更となりました。道具の仕様も全て国際大会仕様となるのか等まだ詳細は日本ラクロス協会より発表はされていませんが、ルールの内容はおおよそ同じになるのではないかと言われています。日本のルールに関しての詳細は日本ラクロス協会からの発表を待ちましょう。

FILの女子ラクロスルールブックはこちら
https://filacrosse.com/wp-content/downloads/women/Rules/FIL-WomensRuleBookJuly2017GAONLINE-Aug2017Jan2018.pdf

今回はFILルールブックを元に、今までの日本のルールとFILルールとでの違いの主な変更点を下記にてご紹介します。

FILルールと日本のルール違い説明

1)試合出場選手は両チーム10名ずつになる(内1人はゴーリー)
リストレ内にはオフェンス6人まで入れ、DFは(ゴーリーを含めた)7人まで入れる

2)試合時間は15分×4本のクオーター制となる

3)1〜3Qの残り30秒で、4Qは残り2分で審判の笛がなったら試合時間は止まる

4)同点で試合時間が終了した場合、サドンデスで試合を決める。サドンデスオーバータイムは4分ずつで、先制したチームが勝利となる。サドンデスオーバータイムの4分が終了せずとも、得点をした瞬間に試合が終了する。4回目のオーバータイムが終わっても得点が入らなかった場合は、間に2分の休憩を挟んで、再度4分間のオーバータイムを行う。

5)ドロー時、リストレイニングライン間にはドロワー含めた両チーム3名ずつが入ることができる。
ドローをした後はリストレ間にいる誰かによってボールが保持された際に審判が「ポゼッション」というまで、リストレ間には元からいた両チーム3名ずつの選手以外は入ることができない。
リストレ間以外にいる選手(ゴール側のリストレにいる選手)は、リストレの線を踏んだり超えたりすることはNGだが、クロスを伸ばして、リストレ間にいる選手にチェックをすることはOK。審判が「ポゼッション」という前にリストレを超えてしまったらファールで、相手ボールとなり、審判が笛を鳴らした時にボールがあった場所から相手ボールとしてスタートする。

6)15mの扇「外」でメジャー・マイナー関係なくファールが起こった場合、ファールを受けた選手は審判の笛を待たずとも再開することができる(通称:セルフスタート)。ただし、ファールを受けた際、審判の笛が吹かれた時の位置からボール及びファールを受けた選手が2.5m程度以内のズレでればボールがあるその場からスタートできるが、笛が吹かれた場所からボールが転がったりしてファールを受けた位置から遠く離れたところにボールを取りに行かなければならないシチュエーションの際は、そのボールを取り、ファールを受けた位置に戻り、セルフスタートを行う。
ファールをした選手は、メジャーなら後方4m、マイナーならその場から4m直ちに離れなければならない。
セルフスタートが失敗した場合(スタート場所が違う、誰かが先に動いた等)、審判によってスタートがやり直しされた場合は審判の笛によって試合が再開される。

<セルフスタート適用外のシーン>
・審判が試合時間を止めた場合
・アウトオブバウンズの場合
・オフサイドの場合
・イリーガルドロー
・15mの扇内のファールの場合


今回のルールが変更になった理由

▶︎15分×4本のクオーター制になった理由
今後のオリンピックでのラクロスが開催される場合、「ラクロス」という競技で開催されるので、男子ラクロスと女子ラクロスのルールをそれまでに近づけておく必要があるため、それに向けての第一歩として、時間を同じにした。

▶︎1チーム10人への変更&ドロー時3名までリストレ内に入る理由
安全面への配慮。女子ラクロスプレー時に起こる選手同士のクラッシュは人数が多いことに関係していることもあり、単純に人が減ることでリスクヘッジができる。
またドロー時、誰かがボールポゼッションするまでリストレ内に入れないのは、安全面を考慮して。

▶︎ファール後のセルフスタートの導入
ファールコール後の処置による試合の遅れが懸念されており、それがなくなることによるゲーム展開を早めるため。

ルール変更によって何が起こるか

▶︎メリット
・セルフスタートの導入
審判に試合を止められることが少なくなり、試合展開が本当に早くなるので、ゲームがより面白くなる

・人数が10人に減る&ドロー周りに人が少なくなる
選手同士がぶつかる可能性が低くなり安全性が高まる。特にドロー時にはぶつかることが多いのでかなり安心。

・大会運営時に男子と女子でグラメをやり直す時間が少なくなるので、大会運営がやりやすくなる!(イェイ)

▶︎デメリット
・10名出場:1チームあたり試合に出れる人数が2人減る
部員が多いところは大変。。不満が多くなる?

・セルフスタートの導入
選手ルールを理解していないと審判が逐一指示をすることとなり、それに時間を使い、試合がより遅くなり、より面白くなくなる

・15分4Q制:試合時間が長くなる
試合をする際グランドを少し長く取らなきゃいけなくなる

2019年1月16日開催SELl CAMPでのSELl vs 男子ラクロッサーの10人制モデル試合

新ルールの適用に関しては一長一短ですが、ラクプラとしては大賛成のルール変更です。これで試合展開が早くなり、よりプレーヤー自身もスピーディーに試合が楽しめ、観客へもラクロスの面白さが伝わるのではないかと思います。
みんなでラクロスを面白いものにしていきましょう!
GO LACROSSE!!!

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