【こぶ平レポート】クライマックスシーリーズ30|全日本選手権・決勝戦男子

今年のラクロスの締めくくり。全日本選手権 決勝。 
今年は、京都西京極競技場で行われました。3000人程の観衆だったでしょうか?
その試合の模様をレポートします❗

先ずは、男子から。

全日本選手権・決勝戦男子





FALCONS(10年連続日本一) vs 早稲田大学(大学チャンピオン5年ぶり)

昨年、V10を達成したFALCONSは今年の、世界選手権にメンバーを送り、仕上げが遅れる中リーグ戦を勝ち切り、新しい力も威力を増して、新次元のチームとなってきたと見ていた。

一方挑戦者の早稲田大学は、打倒クラブを目標に雄伏5年。練習時間も増やし、アルバイトもせずに力を蓄え、US遠征も実施して臨んだ全日本選手権で、クラブチームのStealersを圧倒し「巧より強たれ」を実践。最後の戦いの舞台での完全燃焼を果たすべく京都に降り立った。

試合前の早稲田大学。チームの多くは夜行バスを使って上京したようだが、全員が集合し気勢を上げる中、初めて早稲田の首脳陣に話を聞く事ができた。

攻撃力を高める事をモットーに強いチームを作ってきたが、この一戦に合わせてディフェンスも進化をし、Peakを持ってこられた。
全日本選手権準決勝ではStealersが、学生リーグと同様の狭いゾーンでのディフェンスを敷いたので、戦えた部分は大きかった。 
FALCONSのオールコートでの強いディフェンス(DF)に対して、同様な攻撃権を得られるか?
相対してみないとわからないが、5年前よりは戦えそうだ。
というコメントを得た。

これからもわかる通り、今回の決勝戦は実はDFの戦いだった。
試合前、関係者からは 8対5という結果予想も得ていた。
私の予想 14対7 からは かなり異なった見方を関係者はしていたようだ。

注。 2013年12月15日 全日本選手権決勝 FALCONS対 早稲田大学 14対6  FALCONS優勝
前半 5対2 後半9対4 4Q 6対4   と圧倒した形だった。

両者の思惑は、ある意味一致していた。FALCONSは強いオールコートのDFから攻撃を支配したい。
早稲田は、FALCONSの強いDFを交わして持ち前の攻撃力を発揮したい。

そして、試合が始まる

FALCONS G#14、DF#0、17、45、LMF#4、MF91、12、AT#1、5、90 
早稲田   G#8、DF#9、15、54、LMF#23、FO#3、MF#21、AT#0、7、10 

審判 志水、稲垣、渡邉

フェイスオフは FALCONS DF45番(ロングスティック) vs 早稲田 #3   だった。
この辺から、FALCONSはフェイスオフ(FO)を取るよりも、FO後の強いDFを意識して戦いそうだと見た。
実際にこの試合、FOだけを取り上げると1Qは特に 4対0で早稲田が圧倒していた。

そして、開始早々には、早稲田13番のゴール前での仕掛けは有効で、マッチアップのFALCONS選手を振り切りチャンスを演出できていた。さらに、早稲田DFはFALCONSのアタック(AT)とのマッチアップには互角に渡り合い、一瞬の隙をついてFALCONSがショットを見舞う展開が続いた。
FALCONSもポゼッションから急がず膠着のまま時間が過ぎた1Qも、FALCONSの個人技から試合が動き始め10分過ぎには両チーム3番のショットから1対1の同点。特に早稲田3番の得点は相手直前直後のFOブレイクという快挙。スタジアム全体が最も盛り上がった瞬間だった。

しかし、その後はFALCONSのチェックに早稲田は13番の限定的な動きに封じ込まれ、活路とすべきミドルレンジからのショットは完全に打たされる状況に追い込まれた。

FALCONSは9番90番のカットインをブレークスルーに、ミドルレンジからのショットも決めきるなど試合を支配。早稲田の反撃をインサイドからの11番のショット1点に抑え、2Q終了で6対2と2013年より差が開く形で終了した。

圧巻は、残り20秒からのFALCONSのセットオフェンス。15番にパスを供給すると、2人のDFを打ち抜くハイタワーショットを決めたプレー。これで、試合は決した感がしたほどだった。

そして、引導を渡した15番 佐藤 大 選手は早稲田大学出身だった。

3Q。開始早々から、相変わらずFOに拘らずその後のチェックや、ショットをゴーリーサイドに打たせるなど早稲田をコントロールし、9,90,91番のレジェンドが次々に息の合ったプレーを生み出し、10分にはFALCONSのDF10番のロングクロスから放たれたショットがゴールした時には10対2となり、勝負が決してしまった。

その後は、早稲田13番のハットトリックはあったものの、得意のミドルショットを封じられ6 対11 と今回もFALCONSが勝利した。

勝因は何か




例えばフェイスオフについては 16対5 と早稲田が圧倒している。しかし、その圧倒感は試合には見られなかった。

オールコートでも強い、ゴールエリアでもワイドな強いプレス。 
要所要所で基本的な動きでの優越性がある事。
(チェイスにしても、必要な所できっちり奪う❗)
圧倒的なクロスワークレベルの高さ。

ではないかと見ている。
体力的なものが、80分間のプレスに耐える限り、上記の3つの条件が当てはまると、学生の勝つ要素は少ないのでは無いかと思わせるような戦いぶりだった。

フリーで打てたら、強い、決められるでは厳しく、その上でフリーを作る1on1プレーや、パスの工夫が4年間でできるか?
大学生にとって、高い壁が存在している。

MVPは FALCONS 9番 継 渉選手(慶應義塾大学出身 2006年日本代表、U-21代表)
VPは 早稲田大学 13番 森松 達選手(麻布高校出身) 
ともにハットトリックの活躍だった。

MVPになった継選手の試合後のインタビューが印象的だった。

「年を重ねても、戦える場がある。大学生のみんなもクラブに加入して、世界と戦って欲しい」 という趣旨。
FALCONSさんには、2006年の日本代表に名を連ねた選手が4人在籍している、さらにもう1世代下がると5人になる。
佐保田選手。継選手。関根選手。水田選手。そして本下選手である。そのスキルは素晴らしく、伝承されていく。

FALCONSを倒すには、覚悟が必要だ。しかし、この継続が2028年のオリンピックでのメダルに繋がる唯一の方法、道ではないだろうか?

大学生も、社会人でもラクロスを継続して欲しい。

女子のReviewは次に

Enjoy LACROSSE

こぶ平



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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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