decoding

【女子日本代表情報】内山 典子GMへインタビュー

来月7月12日には女子ラクロスのW杯が開幕、7月26日からはワールドゲームズが開幕となります。
現在女子ラクロス日本代表合計40名のメンバーは上記の2大会に向けて調整を進めています。


今回は40人の大所帯のゼネラルマネージャーとしてチーム全体を管理している女子日本代表のGMの内山典子さんにインタビューを行いました。

内山典子GMさんの紹介

【お名前】内山 典子
【代表チームの中でポジション】GM
【ラクロス歴】淑徳大学女子ラクロス部出身、1997~98年 普及部長、2011年 女子香港代表アシスタントコーチ、2013年 女子香港代表ヘッドコーチ

▶︎2017年女子日本代表はいつからどのように活動をしてきましたか?

日本代表選手の『選考』は2016年から始まっていました。全日本選手権や全日本ラクロス大学選手権、大学選手権3地区予選(東北、中四国、九州)の大会など実力のあるチームや選手が集まるところにて佐藤HCが選出をしていました。2016年の代表活動においては定期的に練習会を開催し、世界で戦うための土台作りをしていました。
実際に2017年の代表活動が始まったのは、2017年の1月です。キックオフミーティングにおいて日本代表が目指すものを全体で共有し活動を初めています。2016年度中にある程度の人数まで人数を絞っていたので、1月からの活動ではより実戦に近いような練習などを行ってきています。
今年の3月には、世界大会が行われるイギリス・ギルフォードに遠征をしました。その海外遠征では、イングランド代表、イングランドU19代表、スコットランド代表、ウェールズ代表と試合をし、スコットランド代表に勝利を収めるなど、結果を残して帰ってこれたのでとてもいい海外遠征でした。

現在では世界大会(W杯)に出場するメンバー18人とワールドゲームズメンバーに出場する15名の全体の33名の選手、GM1名、HC1名、AC3名、TR1名、マネージャー1名の40人にて日本代表活動を行なっています。

▶︎日本代表メンバーについて、そして世界大会(W杯)とワールドゲームズにおける選手の違いを教えてください。

世界大会(W杯)の日本代表選手は、28歳以下、社会人2〜4年目の選手が中心で構成されています。
ワールドゲームズの日本代表選手は、27歳以下の現在大学生の選手が中心で構成されています。

女子日本代表の中で一番優先順位が高いのは『世界大会(W杯)』です。
ワールドゲームズに出場するメンバーは日本代表に準じた選手を選出しています。

▶︎日本代表の今後の活動スケジュールを教えてください

先日東京で行われた国際親善においては、ワールドゲームズ出場チームはU22日本代表と、世界大会出場チームはボストン大学との試合をしました。
今後は大会まで4日間の練習をはさみ、日本での練習は終了です。
世界大会出場メンバーは8日に日本を出発し、9〜10日にイングランド現地で開催されるプレトーナメントに参加をする予定です。9日はアメリカ代表と練習試合、10日にはオーストラリア代表と練習試合を行います。そこからギルフォードへ移動し、12日開会式、13日初戦ドイツを迎え、大会終了後、選手は帰国します。
コーチ含むスタッフ陣はそのままワールドゲームズが開催されるポーランドに移動します。
ワールドゲームズ出場選手は、25日に日本からポーランドに向けて出発をし、27日に初戦であるGreat Britainと戦い、大会終了後、帰国、といった流れとなっています。

▶︎LACROSSE PLUS読者へメッセージをお願いします

是非 日本代表をもっと身近に感じて欲しい と思っています。

現在の日本代表選手も、ラクロスを始めたのは早い人で高校生から、大学生から始めた人がほとんどです。中には高校生の時にラクロスを知らなかった選手もいるくらいです。今の代表選手はラクロスを始めてから、日本代表になるべく、たくさん練習をし努力した人達で、最初のスタートは、皆さんと同じでした。
日本でラクロスという競技は、経験が数年で日本代表になれる、というのが魅力の一つであると思っています。
是非日本代表をもっと身近な存在だと思って、そしてラクロッサー全員が日本代表を目指せ、そして代表選手になれる、そう思ってもらえたら嬉しいです。

日本代表を身近に感じてもらうためにも、まずは世界大会、ワールドゲームズとこの2大会の試合に是非注目してください。
日本代表に選ばれている選手は日頃から練習やとレーニングを必死で積んでいます。そんな選手の勇姿を目に焼き付けてきてほしいと思っています。

W杯&ワールドゲームズまであと約1ヶ月。GO JAPAN!!!

関連記事