【デュアルキャリアラクロスコラム】No Strings No Life Vol. 1|編みと仕事の共通点/険編み

自己紹介

初めまして。険編みと申します。現在社会人4年目でフリーの編み師として活動しています。今までに編んできたヘッドは1,000近くになるかと思います。半分くらいはインスタグラムでアップしているので、以下のリンクから参照してみてください。
https://www.instagram.com/kewastrings/?hl=ja
簡単に自己紹介させてもらうと、2014年に早稲田大学に入学し、1年生の冬ごろからクロスを編み始めました。2年生になったタイミングでは同期や新入生のヘッドをメインに担当するようになり、新歓期なんかは月に50ヘッドくらい編んだりしました。プレーは下の下でしたが、編むのは比較的得意だったためその後はAチームから1年生まで幅広い選手のヘッドを編みました。社会人になってもラクロスにはかかわり続けたいと思い、今でも活動を続けています。このコラムではキャリアと編みについて発信していく予定なので、よろしくお願いします。

仕事について

仕事は金融機関(信託銀行)で働いています。信託銀行の中でも若干ニッチな仕事をしており、主に機関投資家の方々の資産を管理するカストディ業務に従事しています。(金融系の方々でないとなかなかイメージしづらい業務かと思います。)
部署としては企画系の部署に所属しており、案件ベースで取りまとめをすることが多いです。営業系のフロント部署や、オペレーション系のバックとの関りが多いのが魅力かと思っています。また案件によっては弁護士事務所や税理士事務所などプロファームの先生方から意見を頂戴し、社としての方針を決めるなど、難しい反面非常にやりがいがある仕事です。

編みと仕事の共通点

これは必ずしも編みに限ったことではないのですが、インプットとアウトプットの差は大きいということです。私はブログやインスタを通じて編みの知識を発信したり、質問に答えたりしていますが、やはり実際に手を動かすことが何よりも大切だと感じています。「百聞は一見に如かず」という諺が一番に近いと思います。例えばですが、次のような質問を定期的にもらいます。

“〇〇のヘッドで△△のような編み方をしたらどうなりますか?”

このような質問に対してはほぼ一律で「ひとまず編んで試してみてはいかがでしょうか。」と回答しています。質問内容の編み方を実際にしたことがないのがほとんどですが、なんとなくこうなのではないかと見えている時でも同じ回答に徹しています。一見ちょっと意地悪な回答に思えるかもしれませんが、編み師にとってはとりあえず編んで投げてみる。上手くいかなかったら原因を特定し、改善するというプロセスが何よりも成長につながります。自らの手で試行錯誤することが経験として蓄積されていき、次第に「こうするとこうなるんだ」と肌で覚えていきます。
仕事は肌で覚えることばかりかと言えばそうではありませんし、今の私の仕事はどちらかというと頭を使う仕事です。しかしながら頭を使うにしてもまず手を動かすというのはとても大切です。勘所をつけて社内の資料や過去のやり取りを探しに行ったり、場合によっては専門書籍を当たったりすることで、見えてくるものがあります。もちろん適宜を擦り合わせながら進めないと的外れなことになってしまいますが。

インプットの重要性

前の段落だけ読むとアウトプットこそが正義みたいに感じる方もいるかもしれませんが、そうではありません。正しいインプットがないとそもそもアウトプットができません。いわゆる基礎の部分は誰しも納得だと思いますが、人間は成長するものなので、そのステージごとに吸収していく情報の種類や質を変えていかなければなりません。編みの話で考えると、自分のクロスだけを編むならフィットしたものを毎度再現すればよいだけかもしれませんが、人のクロスを編むとなると話はそう簡単ではありません。要望を聞き、それに応える技術が必要です。要望が自分のクロスと異なれば求められる技術も当然変わってきます。その段階になって初めてどうすれば要望に応えられるのかと壁にぶつかります。インスタグラムで他の人が編んだ上手いクロスを真似するのが手っ取り早いかもしれません。しかしそれを真似るだけでもおそらく新たな技術が必要になるでしょう。インプットの有無はこういう時に明暗を分けます。編み方の用語を知っている人は再現のイメージがつくかもしれませんが、そうでない人はちんぷんかんぷんかもしれません。

仕事でのインプットについて

仕事における基礎知識の手っ取り早い習得方法として資格試験があります。資格試験に合格することによって仕事ができるようにはなりませんが、専門用語が登場した時の感度が上がったり、すでに知っている分、余裕を持って広い視点で仕事に取り組めたりします。
私は金融機関で働いているので関連資格を一つ推奨させてもらうと、国内の証券アナリスト試験は個人的にオススメです。メリットとしては以下の5点が挙げられます。

  1. 時間をかければ大体受かる
  2. 証券市場の基礎が学べる
  3. 有価証券投資だけでなく、財務会計、経済についても学べる
  4. プロフェッショナリズムの心得を習得できる。
  5. それなりに難しい試験として認識されているため、合格すれば金融機関では働いていける(待遇を選り好みしなければ)

私個人としては4つ目のメリットを学ぶことができなのは大きいです(協会としても力を入れています)。業務に対してどのように取り組むべきかという点を見つめなおす良い機会になりました。また業務上「投資」と「管理」は表裏一体という側面があるので、現在の業務にも役立っています。
ちなみに2次試験まで合格し、3年以上の実務経験が認められれば、以下のように晴れて協会認定のアナリストとなることができます。(年会費の支払いも必要です。)

もし金融機関で働いている方がいたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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