新ラクロッサーへメッセージ | Shoko Nakai
今年からラクロスを始める新ラクロッサーへラクロスプラスからメッセージをお送りします!
二人目は早稲田大学女子ラクロス部出身 中井祥子さんからです!
初めまして、ジョニーこと中井祥子です。
15年以上も前の新入生時代に想いを馳せてみると、思い浮かぶのは朝練に向かうひんやりした空気の質感と、よくわからないルールへの困惑。そんな中、できることが明らかに増える毎日にワクワク過ごしていた記憶があります。
その時期を過ごす、この春ラクロスを始めたみなさん(うらやましい!)に、「ジョニー的、新入生に戻れたらこうする!」を伝えたいと思います。
これやっとけば日本代表になれた気がする。ほんとに。
①ディフェンスの練習もちゃんとする
最初からなんだよって話ですか、当時、あまりしなかったディフェンス練。シュート打つ方が楽しかったし。グラボ争いからボール持った方がアタックという例の1on1練習で、グラボ争いに命を懸けておりまして。負けるのきらいなんす。だからこそグラボというワタシの武器が持てたのだけれど、ディフェンスの練習もしていたら、もっと違った世界が見られたかな。むしろ、ディフェンスも練習しろよぉ。。。トホホ。
②ボール持ってない時の動きこそ大切だと早く気づく
50分のゲーム時間に24名(12人x2チーム)のプレイヤー。試合中にボールを持つことは時間にして2分程度。
だからこそボールを持っていない時の駆け引きがポイントだったりするラクロス。これに気づくのも遅かったな。
③他大や練習会にもっと出稽古に行く
大学時代は外に練習に出ていくことが少なかった自分も、社会人で出稽古にいくようになって、スキルアップのレベルが変わった。自分の拠点だけだと、決まった仲間の中で居心地はいいんだけどね、井の中の蛙でした。外の空気に触れること、特にチームを率いている(将来率いていきたい)メンバーにこそオススメです。
④留学は絶対する
1年間留学しました。これは、ラクロスだけでなく、人生において非常に大きな転換点。4年生の途中で渡米したので、仲間と一緒に最後のリーグ戦を戦えないと悩んで居た記憶があるけれど、今から考えるとちっちゃなことでした。悩んでいる子がいたら、ぜひ飛び出してほしい。むしろ、4年行ってもよかったかな。
⑤代表練(ユース練含め)で自分から声を出して前に出る
外に行くと、みんなスゴイ選手に見えて躊躇してしまうんですよね。周りを見てしまうんですわ。恥ずかしながら場に慣れるの、時間かかるんです。でも、代表になるってことは、こんなこと関係ない。『まずいつもやっている「声をだして周りに指示出す」ところからやってみよう。アピールせずに気づいてもらおうなんて甘い考え捨てなさい』。15年前のユース練に参加した自分にかけてあげたい1番の言葉。
⑥ルールブックをよく読む
積ん読の対象だったルールブック。ちゃんと読みましょう。色んな発見、あります。
⑦合宿にはデカいポンプタイプのシャンプーを持っていく
1週間や10日近い合宿に、ポンプタイプのデカイシャンプーだと便利。それまでトラベル用の小さいやつをみみっちく使っていたワタシ。シャンプー大きいの持って行けば結果的に楽だと気づいた時、ある意味イノベーションでした。
⑧ラクロス以外にも世界を広げる
社会人になってみると、大学時代に色んな経験をしている人の多いこと多いこと。世界を放浪してみたり、ひたすら勉強していたり、ゲーム作ってたり、会社作ったり、社会活動していたり。ラクロスが全世界だったワタシだけれど、ちょっと違う世界を見に動いて見てもよかったな、なんて思うことも。時間あるのは大学生の特権だからね。
⑨色んな人と戦術について意見交換する
まず会話することで軸がしっかりしてくるラクロス論。はっきりしなくてもまず相手に投げてみる。そうすると自分の中の軸が見えてくる。相手になんて言われるかなんか心配せずに、どんどん発信して会話してみて。
⑩自分で考える
新しい種目の特権として、正解がないラクロス。だからこそ考えたもん勝ち。そして動いたもん勝ち。まだまだ先人達が気づいてない可能性が戦術にしても組織にしてもあるので、ぜひぜひ今の枠に捕らわれず、新しいラクロスを作る心意気で引っ張ってほしい。
と、つらつら書いてきたけれど、こういう『この動きをすれば成功だ!』的文章は、読んでも行動が伴わないワタシ。もう1回やり直しても、やっぱり同じような道を辿ってココに居る気がします。とは言え、もう一回あの仲間たちと熱く燃えられるとしたら、やぶさかではないなあなんて思う今日この頃。
ラクロス界へ、ようこそ!
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