こぶ平コラム

【こぶ平コラム】出場までの振り返りPart.2 |第13回全国中学校高等学校女子ラクロス選手権大会開催直前情報

ラクロスファンのこぶ平です。今回は全中高出場までの振り返りPart.2として秋季関東大会 2部の結果概要と関西地区のプチ情報をお伝えします。

秋季関東大会2部まとめ

2部の優勝校には全日本選手権への挑戦権が与えられる秋の大会。2021年は例年以上に見どころの多い大会となった。特に以下の3点について述べよう。
① 新興勢力の台頭
② 実力の伯仲
③ 新規参入
① 新興勢力の台頭
例年であれば、都立小石川中等教育校、山村学園の2強が勝ち残る事の多かったのだが、新興勢力が台頭し、大きな盛り上がりを見せた。その代表格は本庄東高校であろう。指導する先生も審判の資格を取られるなど、チームのマネージメント力も向上し、個々の選手の力も進化の度合いが上がってきていた。今後ラクロスというスポーツや戦術面の理解が高まると次のステップへ進む事になりそうだ。それにしても、決勝まで進出したことは歴史的な事である。
そして、もう一つは岩倉高校。特に女子生徒が少ない中チーム作りを進めて2部強豪の小石川中校と並んでの3位は賞賛すべき頑張りだった。
② 実力の伯仲
決勝トーナメントでは1回戦から1点差試合があり、準決勝、決勝は全て1点差。3位決定戦は同点と、力がついたうえでの伯仲する状勢は今後のラクロスの活性化にもつながりそうだ。結果的に、久々に戦闘力を持った慶應女子がその伯仲戦を勝ち抜く形となった。
③ 新規参入
神奈川県立住吉高校は秋のリーグにも参戦し、いきなり決勝トーナメント1回戦の小石川中校戦で9対10という接戦を演じた。熱血の指導者もおられる環境で今後が楽しだ。そして21年秋には日大三島高校も参加予定と聞いていた。残念ながら、コロナの影響はここでも大きく、21年の参加は叶わなかったが、静岡県初の公式ラクロスチームとして春の大会には参加をして欲しいものだ。

秋季関東大会2部結果】

決勝戦 慶應女子高校 vs 本庄東高校  7対6
3位決定戦  都立小石川中等教育校 vs 岩倉高校  7対7
特に決勝戦は、個の力でブレイクを狙う本庄東に対して、ロングパスも含めたカウンターを軸に速攻を仕掛ける見ごたえのある試合となった、戦術面技術面の差で伯仲の試合を慶應女子が制したと見ている。優勝した、慶應女子は3月19日に行わる東日本5位決定戦に出場する。
★慶應女子高校チーム
型にはまらない自由な形でプレーをするチームだが、22年チームはタレントも揃い、向上心も高いチームとなって、ロングパスを駆使する異色のチームと言える。東日本5位決定戦までの進化が楽しみなチームである。

【西日本の結果】

西日本は決勝戦  同志社高等学校 vs 立命館宇治高等学校 で行われる例年のパターン だったが 結果は 12対8 と拮抗。同志社高校1Qの4対0が勝利の決め手になったようだ。3位は関西大学高等部が確保し3校の全日本選手権出場は例年通りとなった。
しかし、以前にもお伝えした常翔学園高等学校の参入に加え、2022年4月から本格参入する大阪国際滝井高等学校も京都外大西高校との合同チームで参加するというNEWSもあり、関西地域でTeen’sラクロスの活性化が広がりつつあるのは朗報だ。
そして、西日本代表チームが全国大会で披露するパフォーマンスがいかなるものか、わくわくしている。次回は第13回全国中学校高等学校女子ラクロス選手権大会参加校の紹介をしていこうと思う。
ラクロスって最高。
こぶ平

関連記事