【WEB連載】教えて純一さん|第 9 回: 就活で不安になったときに意識したい3つのこと 【個人技術向上】
こんにちは~!純一です。
まずは自己紹介です。
ラクロス21年目。ポジションはアタックで、今は全国の大学やクラブチームを周りながらラクロスを上手くなる方法を伝えながらコーチしています。
グランドで見かけたらコーチさん!というよりは、ラクロス好きな先輩という感じで、気軽に話しかけていただけると嬉しいです。
■ 教えて純一さん!目次
第1回:大切なチームメイトに「部活を辞めたい」と言われたときに寄り添う5つのポイント
第2回:ミスとの上手な付き合い方
第3回:人を巻き込む方法
第4回:緊張と上手に付き合う為の5つのアイデア
第5回:強いチームの共通点とは?前編
第6回:強いチームの共通点とは? 後編
第7回:人と差をつける!時間の使い方
第8回:成長を感じられない時期を乗り越えるための3つのコツ
第9回:就活で不安になったときに意識したい3つのこと
第10回: 誰でも最短で上手くなれる!3つのステップ
第11回:これは有料級!ラクロスで “点を取る” ために考えていること
今日のテーマは、 「就活で不安になったときに意識したい3つのこと」 という内容でお話ししていきます。
質問をいただきました。
現在就活中の大学3年生です。今になって、今まで大学中ラクロスしかやってこなかったことを少し後悔するとともに、このままでいいのか不安になっています。私はこのままでいいのでしょうか?
就職活動の時期になると、不安になりますよね。
周りがOBOG訪問を始めたり、インターンに行ってたり、もう就活始めているという話を聞いたりすると焦る気持ちわかります!
現在僕は、株式会社フェリシモという会社で働いていて、採用面接もしています。
採用を管轄している取締役にも話を聞いてきましたので企業からの目線も合わせてお話しできたらと思います。
■ 就活で不安になった時に意識したい3つのこと
① ラクロスしかやっていないのではなく、ラクロスという最高のスポーツをやっていると捉える
② 自分がやってきたことにしっかり向き合う
③ 自分がどんなことをやりたいのかを考える
それでは早速解説していきたいと思います!
①ラクロスしかやっていないのではなく、ラクロスという最高のスポーツをやっていると捉える
あなたがもし、税理士になる!とか看護師になる!など、就きたい仕事に必要な資格や勉強がある場合はもちろんその勉強が必要です。今から始めても充分間に合いますので、今から一生懸命取り組んでください。
それを踏まえた上で、大学3年間、ラクロスをしっかりと頑張っていたことはそれだけで大きな強みになります。
ラクロスしかやっていないと思うのではなく、
3年間ひたすらラクロスに打ち込んできたことに対して自信を持ちましょう。
こういうと言い方をするとあれですが、企業から見た時に、「クレードルでボールはりつけられます!」とか「めっちゃ早い球が投げられます!」ということ自体には、仕事にそれが必要な機会はほぼ無いので、価値はありません。
しかし、
- ラクロスを通して何を感じてきたか。
- そこから何を学んできたか。
- どう成長したのか。
という部分には、他には変えることのできない大きな価値があります。
ラクロスは、チームで幹部を選び、コーチを選び、目標を立てて、すったもんだしながら一年間を過ごします。
チームメイトが辞めそうになったとき、新歓で人が集まらずに苦戦したとき、練習で結果が出ないとき、ケガをして休まなきゃいけないとき、レギュラー争い・・・・・・それらの状況は全て、社会で活躍するのに、すごく大切なことを学んでいます。
なので、ラクロスという最高のスポーツをしている時点で、もう半分勝ってます!!!!笑
そして、自分たちの周りにはそのような人ばかりなので気が付かないかもしれませんが、就活する時点まで毎日朝早く起きて練習に頑張って来れる人は、稀有な存在です。
周りと比べて不安にならなくて大丈夫。
自信を持っていきましょう!
② 自分がやってきたことにしっかりと向き合う
①と重複するかもしれませんが、まず大事なことは自分と向き合う事 です。
何をやってきて、そこから何を学び、何を得てきたのか。
例として、僕がラクロスで学生時代にどんなことを学んだか、面接で話したことをシェアします。
『自分の限界を自分で決めない』ところが自分のいいところです。
大学からラクロスというスポーツを始めたのですが、足の早さはチームの中で中の下。筋力も普通で、同期の中で背は一番小さいです。でもどうしても、誰よりも早く試合に出たいと思いました。
スタートラインが同じスポーツで普通にやっていては、普通の結果しか出せない。
そう考えて、日本より発達した海外の技術を一年生の最初から取り入れると決めました。メジャーリーガーや、アメリカの大学の選手の技術を完全にコピーするというやり方で、色んなシュートを数か月で自分のものにしていきました。
周りの先輩からは、日本人には無理とか、そんなシュートもっと上手くなってからやれと言われましたが、誰よりも早くグランドに行き、みんなが帰ったあとも出来るようになるまでやり続けました。
そんな日々を過ごし気が付くと、一年生で一軍に入り、今は日本を代表する選手になりました。
運動能力がないから無理とか、人に言われたから無理ではなく、まずやると決めてどうやればいいか?と考えるところ。限界を決めないところが自分のいいところです
新歓に苦労しました。
大学から始めるスポーツなので、普通に待っていても新入生が入ってきてくれません。
僕の代では大失敗し、20人目標ですが、半分しか入部しませんでした。そんな中で、どうやったら沢山の人入部してもらえるのか?と考えた時に、自分たちの課題は、『そもそも興味を持ってくれる人の量が少ない』という部分でした。
興味を持ってもらうために、部員全員がどこでラクロス部を知ったか?を洗い直しました。
結果、ビラで知った人と、先輩に声をかけられた人、ここがほとんどだと分かりました。
そして体験会に来てくれた人の中から一定量が入部するという構造です。同志社では、大量にクラブサークルがあり、ビラを渡されるのでほとんどが捨てられてしまいます。なので、目に留まり捨てられないビラをつくれるか?と考えました。
そこで『カラーのビラに、あめをつける』作戦を考えました。
沢山のビラの中で目立つ。かつ、あめがついているので、一度外さないと捨てるのに罪悪感を感じる作戦です。声をかける人の量を増やすために、競争を取り入れました。
チームを三つにわけて、一番声をかけたチームがボールをもらえるというゲームにし、みんなで楽しんで競い合いました。競争に勝ちたいアスリートにはとても楽しい時間でした。
結果、体験会来てくれる量が昨年の4倍に増え、入部者は2倍になりました。私たちは新歓で戦略を立て、結果を出すという経験をすることができました。
・・・・・・と、このような話をしました。
ラクロスをやっていて、日々起こる全ての事は、社会にでても必ず役に立ちます。
フェリシモの人事部門を管轄する取締役に「ラクロスしかやって来なかったということで不利になることはありますか?」と聞くと、
「全くありません。心と身体と頭をしっかり使ってきたかどうか。ラクロスを通してどのように成長できたのか。フェリシモでは、そういうことを大切にします」とのことです。
レギュラーであったかどうか、一軍であったかどうかが重要なのではありません。
ラクロスを通して、どう頭を使って考えてきたか。仲間を思ってどれだけ心を使ってきたか。身体を使ってそこから何を学び取ってきたのか。
そこが大切だということです。
あなたは、ラクロスをすることで何を学んできましたか?
③ 自分がどんなことをやりたいのかを考える
もう一つ大切なことは、自分がどんなことをやっていきたいかをしっかりと深く考えることです。
こんな風に自分と向き合うことは人生の中であまり無かったかもしれません。
なんとなく有名企業にはいりたいなと思ったり、とりあえずどこでもいいからと、企業が求める人材像に合わせて就活し、数年で辞めてしまった人も見てきました。
企業は五万とありますが、自分自身の人生はたった一つです。
自分の人生の主導権は自分で握っていて欲しいです。
この就活のタイミングを自分と向き合うチャンスととらえて、
自分が何が好きで、どんなことをしてみたいか?を自分に問いかけ、すでにある人はその道に突き進んで欲しいし、まだ見つかっていない人は、探し続けてください。
もしやりたいことが分からないときは、足を動かすことです。
先輩やコーチに話を聞きに行くと、何かヒントがあるかもしれません。
企業の説明会に行くと、思ってもなかった会社に心奪われるかもしれません。
明確な理由とかが無くてもいいので、とにかく行動すること。足を動かし人に会ってみること。
そうすれば必ず道は開けます。
僕は就職したい業界も企業も特にありませんでした。
漠然と、働くなら筋肉×社会貢献=消防かな??と思って、就職活動も一応滑り止め的な気持ですることにしました。
就職活動をするなかで、フェリシモという会社に出会いました。「ともにしあわせになるしあわせ」という言葉を見た時に、自分のやりたいことは、人を笑顔にさせることや!!!と頭がスパークして、迷うことなくこの会社に決めました。
そして、17年が経ちます。
あの選択は人生最良の選択だったと思っています。
就活に迷ったら、脳科学者茂木さんのこの本を読んでみてください!↓
◇ 最後に
今日はこのテーマでお話ししてきました。
■ 就活で不安になった時に意識したい3つのこと
① ラクロスしかやっていないのではなく、ラクロスという最高のスポーツをやっていると捉える
② 自分がやってきたことにしっかり向き合う
③ 自分がどんなことをやりたいのかを考える
大事なのでもう一度いいますが、
ラクロスを選んだ時点で半分勝ってます!!
人と比べずに、意識して自分と向き合うことに集中すること。
やってきたことを信じてしっかりと準備すること。
あなたの頑張りをいいなと思ってくれる企業は必ず現れます。
就活前向きに頑張れますように!
そして、最後になりますが僕が働いているフェリシモの定期採用がもうすぐ始まります!また2023年3月に卒業見込みの方向けのインターンも現在募集しています。これから公開されるフェリシモの採用ホームページには社員の紹介で僕も出る予定なので是非チェックしてみてください。
(フェリシモ新社屋です)
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました~~!!!!