【ニュース】武蔵大学が早稲田大学に勝利!武蔵大学の主将とHCコメントをご紹介|関東学生ラクロス
(写真提供 : 武蔵大学男子ラクロス部 千葉梨里さん)
9月20日(月祝)に日本の大学ラクロス界に激震が走った大ニュースがありました。
2020年は関東地区学生特別大会の準優勝(優勝は慶應義塾大学)で2019年全日本大学選手権王者の 早稲田大学 に 武蔵大学 が1点差で勝利しました。
関東地区にある大学の中でも中小規模の大学である武蔵大学。ラクロス部の新入部員確保も他の大学に比べて一学年の人数が少ないこともあり大変です。対する早稲田大学は大規模の大学であり、スポーツにも力を入れています。早稲田大学男子ラクロス部は関東大学ラクロス1部の優勝経験が何度もあるチームで、全日本大学選手権では過去全チーム最多の5度の優勝経験を誇る大学です。そんな早稲田大学に武蔵大学が勝利をしたことは日本ラクロス界にとって大きなニュースとなりました。
そんな武蔵大学の主将の金子龍馬選手と2010年から武蔵大学のヘッドコーチをされている長妻頼毅さんにコメントをいただきましたのでご紹介します。
主将 金子龍馬選手コメント
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応援ありがとうございました!
早稲田はオフェンスもディフェンスも組織がしっかりしており、危ない場面やなかなか崩せない場面がありましたが、ベンチメンバー含め各ポジションが120%の力を出した結果勝つことができました。しかし私たちの目標は日本一であって、今回は初戦を突破しただけです
今回の勝利を自信にし、小規模校が伝統校や大規模校に勝つ姿を通してラクロス界を盛り上げていきたいと思います
HC 長妻頼毅コーチからのコメント
本日の早稲田戦、間違いなく早稲田は強い相手だとは認識してましたが、今年自分たちが積み上げてきた実力を考えれば、
武蔵DF対早稲田OF、武蔵OF対早稲田DFのセットの組み合わせでは武蔵に分があると思ってました。
なので鍵はFOとGBで優位に立つことそして、早稲田の10manライドを攻略してオフェンス機会を相手と同等以上に作り出せるかどうかでした。
ただ実際に試合が始まってみると早稲田の10manライドの完成度が高いことや状況に応じたポジション取りもうまく、また初戦ということの緊張や暑さから来る疲労などから判断ミスが多く、相手のライドを攻略できたとは言えない試合でした。
想定より多いDF機会の中で、ロング陣、ショートDF陣、ゴーリーの高野がしぶとく根気強く守ってくれたこと。
想定より少ないOF機会の中で、エースのレゲェが得点を重ねてくれたこと、相手に傾きそうなの流れの中で稲永が単独の仕掛けから得点を決めてくれたこと、最後は主将の金子が決めてくれたこと等。
想定に近いゲームプランとはいきませんでしたが、選手がそんな中でも耐えて、最後の最後まで勝利を疑わずにゲームを進めてくれた結果、最後に勝利が舞い込んできたものだと思ってます。
次戦以降も厳しい戦いが続くと思いますが、
戦術やメンタルをしっかり準備するとともに、残りの期間でチームとして現状の能力から一回り成長させ、しっかり勝っていきたいと思ってます。
武蔵が勝つことで、小規模大学、小規模チームでも勝てるということ、そんな環境で勝ちに本気で向かっていくからこそ学生ラクロスは面白く、魅力に満ちているということを全国に発信していけたらと思います!
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