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【データで語るラクロス #2】ラクロスチームの分析・アナライジングってどんなデータをとればいいの?

ー練習中にとったデータを、どう練習に生かすのか

ー 長妻さん:
練習でとるデータは、個人やチームの “課題” が浮き彫りになるので、『誰がどこからどういうシチュエーションの時にできない』っていうのはチーム全体として共有されるんですね。それはチームの課題としてしっかり認識させた上でそれをしっかり成功させるためにどんな練習をするのかを議論する・させるとか、個人の課題をチームでするっていうのは結構重要っだりするんです。データをしっかり使って実際に点取れてないのは、こいつがここで打たないからだよねとかそういうところにもっていけると、 “チームの課題” とそこに対する “チームの成長” っていう部分がしっかり進んでいるのかなっていうのがわかります。

ー ラクプラ 小野寺:
バイネームで課題がわかるって選手的にはレベルが数字で詳らかにされ、課題がわかるっていうのって選手個人的にはちょっと辛い部分でもありますね(笑)私だったらいいところだけ知りたいですね(笑)

ー 長妻さん:
課題が明らかになるのは、『個人の責任だけどチームの課題・責任だよね』っていう風にしっかり割り切るのが重要だと思っています。例えば個人がそのプレーができないってなった時に逆に個人は出来ないっていうことは言うんですけど責めたりは別にしないんですよ。どちらかというと責めるのは分析班というか、なんでその課題早く気付かないのとか、もちろんポジションリーダーとか、を指摘をするようにしていて。気付いてたんだったら早く言うべきだし、もっと早く気付けるでしょ。ある意味期待の裏返しで、分析班に高いレベルを求めているっていうのはありますね。

ー ラクプラ 小野寺:
指摘を分析班からもらった選手は、それを改善するのってどうやってるんですか?難しいもんですか??

ー 長妻さん:
改善は全然難しくはないですね。そこも分析班からの指摘の仕方にあります。インサイドのシュート決定率が低いって時は、上下の駆け引きが出来てないとか、左右の駆け引きが出来てないとか、クロスの処理が遅いとか、色々あったりするんですけど、それを分析班が突き詰めて考えて、具体的に “修正箇所を選手に伝える” っていうのがすごい重要なんです。


ー ラクプラ 小野寺:
改善のポイントを分析班がやるんですか?!それすごい分析班の役割広いですね!

ー 長妻さん:
分析班もですし、選手個人も両者でやりますね。そこの、改善点を見出すための壁打ち相手にデータ班がいるのです。

ー ラクプラ 小野寺:
わお。それはすごいんですね、武蔵大学男子ラクロス部の分析班の役割の広さってほんとすごいです。
次回、詳細について教えてください!

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