【ラクロス団体コラム】SELL流「代表×キャリアの両立の秘密」~高橋未帆編~
社会人女子選手の強化支援と次世代選手の育成に注力しているSecond Era Leaders of Lacrosse (SELL)です。SELLでは複数の別クラブに所属している社会人選手がチームの枠を超えて「上手くなりたい!」という共通の想いで一緒に平日の仕事後に練習をしています。また、そういったメンバーだけでなく、「次の世代にラクロスをもっと広めたい!」という熱いラクロス愛を持ってクリニックや大会運営、体験会などの普及活動に貴重な休日を割いてくれているスタッフも大勢所属している団体です。HPやインスタに色々載っているので是非チェックお願いします!
SELLには現在10名の女子日本代表選手が所属しています。(2021年7月末時点)
このコラムでは彼女たちにリレー形式で、
「なぜ社会人になってもトップレベルで続けているのか?」
「両立で大変だったことは?」
「その原動力は?」
などの質問に答えてもらいます。
過去の記事は下記よりご覧いただけます。
第3回目の今回は、長年社会人リーグを代表するトップゴーリーとして活躍している高橋未帆選手です。社会人2年目で2017年のワールドゲームズを経験し、その後仕事でパリへ赴任。ラクロスとは一時期離れながらも、帰国後もう一度トップ選手を目指して復帰し、現在は仕事やコーチ業とも両立しながら、日本代表で二度目の世界の舞台を目指しています。仕事の海外赴任や帰国後の部署異動による環境変化を経ても、なぜ今もなお世界大会を目指し続けているのか?高橋選手の経験の中に皆さんも両立のヒントを見つけられれば嬉しいです。
SELL流「代表×キャリアの両立の秘密」~高橋未帆編~
Q:自己紹介をお願いします。
慶應義塾大学出身、MISTRAL所属の高橋未帆です。銀行で働いています。現在は社会人6年目になり、中堅・大企業営業をしています。
入行は神田支店で3年間中小企業営業、そしてパリ支店に半年間トレーニーに行き(主に非日系営業チームのサポート)、現部署・九段支店になります。
また、私が日本代表として世界大会を目指している理由は、世界と戦うことに純粋にワクワクするのと、まだまだ成長できると思うからです!
海外遠征などで世界と戦うたびに、日本では味わえないスピードや力強さ、テクニックを目の当たりにします。特に2017年のWG大会はワクワクしたのと同時に、私たちもまだまだやれることがある、成長することができると思わせてくれました。そんな世界にも通用するようなプレーヤーになりたい!まだまだ上手くなりたい!という気持ちがあり、今も活動しています。
Q:よくある一日のルーティーンを教えてください
6:45起床→8:00出社→19:30退社→20:00トレーニングや皇居ラン→22:00帰宅、翌日の準備、音楽鑑賞→23:30過ぎ就寝
Q:いままでで一番両立きついなーと思ったときを教えてください
パリのトレーニーから帰国後の社会人4年目の頃。新しい職場(部署)と自チームでのラクロスのキャッチアップが大変で辛い時期でもありました。
Q:それを乗り越えてやっててよかった!と思った仕事での出来事は?
新しい環境に順応するのが大変でしたが、日々お客さんに営業している中で、一生懸命情報提供や提案活動を続けた結果、感謝の言葉を伝えられた時は大きな喜びです。また、ラクロスの話をすると興味を持って聞いてくれるお客さんも多く、盛り上がることも多々あるので、その時は嬉しいです。
Q:それを乗り越えてやっててよかった!と思った社会人ラクロスでの出来事は?
今も良き仲間、良きライバル達と切磋琢磨できる環境でラクロスを出来ること自体素晴らしいことで、本当に感謝しています。まだまだ成長出来ると思わせてくれます。そして、少しでも自分やチームが成長した時、何よりもチームで勝利を掴んだ時は本当に嬉しいし、諦めずに続けてて良かったと思います。
Q:社会人で日本代表を目指す上で一番大変だと思うことは?
仕事の繁忙期はなかなかラクロスやトレーニングに時間を割けなくなってしまうこと。
でもそんな時は無理せず、やれることをやるようにしてます。
Q:それでも目指す原動力は?
もっと上手くなりたい、成長したいと思うから。
社会人何年目になっても、自分の技術や知識のレベルアップに限界はない、むしろ終わりのないラクロスの奥深さに吸い込まれていきます。純粋にラクロスが面白くてワクワクします。これまで海外と戦うたびに世界のレベルの高さを感じつつも、すごく刺激を受けました。まだもっとやれるな、もっと成長できるなって個人としてもチームとしても思いました。
Q:代表とキャリアを両方頑張るために心がけていることは?
メリハリをつけること。
どっちも一生懸命やること。
どっちかがうまくいかないと、もう片方も引きづられがちですが、そこは切り替えて割り切るようにします。笑 両輪でどちらも一生懸命やるようにしますが、疲れた時は無理せずしっかり休んでいます。
Q:これから社会人になる皆さんへメッセージあればどうぞ!
これから社会人になるみなさん。
学生時代、ラクロスにこれでもかってくらい全力を注いで戦い抜いたみなさん。
もう燃え尽きた!そんな気持ちもあると思います。
しかし、社会人ラクロスもまた違った感動を味わうことが出来ます。
大学時代しのぎを削ったライバルと一緒にプレーすることで、新しい発見があったり、更に成長出来る喜びもあります。
いろんな思いを叶える可能性を秘めているのが社会人ラクロスです。
社会人になってからもラクロスの奥深さ、難しさ、楽しさを日々感じます。ワクワクします。
少しでも多くのみなさんと社会人ラクロスをもっともっと一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。
私も悔いのないように、頑張りたいと思います。
ご精読、ありがとうございました!!